短編2
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悪夢の手招き

ある夜、大学生のB太さんは、悪夢でうなされていた。

その夢は、海につかった、友達のC太さんや、サークルの先輩達に手招きをされ、すごい力で海に吸い寄せられるという夢だった。

そして、海から50メートルぐらいの所でで目が覚めた。

そしてまた、次の日もまた同じ夢を見た。

それから、C太さんや、先輩達の手招きで、海に吸い寄せれ、今度は海から、昨日より10メートルぐらい近くなった所で目が覚めた。

また、次の日の夜も、同じ夢を見て、海に吸い寄せられ、昨日よりも近くなり、海から30メートルぐらいの所で目が覚めた。

そして、次の日も海に近づき、後20メートルぐらいの所で、目が覚めた。

そして、その日の大学のサークルで、あさってに、隣の県の海水浴場に行くことが決まった。

B太さんは、気味が悪くなり、行くのをキャンセルしようと言いたかったが、先輩達に逆らう事がどうしても、出来なかった。

そして、その日の夜また同じ夢を見て、海からC太さん達の手招きで、10メートルぐらいの所で、目が覚めた。

さすがに、怖くなったB太さんは、すぐにC太さんに、悪夢にC太さんや、サークルの先輩達が、海につかって、手招きをしていたと話し、明日の海はキャンセルした方が良いよと言ったが、単なる偶然だよと言い、真剣に聞いてくれなかった。

そして、その夜、海に入る寸前の所で目が覚めた。

そして当日の朝、サークルの仲間と海水浴場に出発した。

その日は、朝から天候が悪く、海水浴場に着いて見ると、夢で見た海と全く一緒だった。

そして若干、海が荒れてきていた。

そして、B太さんは、しばらく、仲間と一緒に泳いでいた。

すると近くにいた地元の人がモーターボートに乗せてくれる事になった。

そして、荷物の見張り番を一人、じゃんけんで決める事になった。

結果はB太さんが負け、残りの7人が地元の人と、モーターボートに乗り、B太さんだけが残ることになった。

そして、しばらくすると、かなり波が揺れ始めた。

そして、かなりの水しぶきが上がるほどまでに波が荒れ始めた。

さすがにB太さんは、心配になって近くの住民にモーターボートが海にいる事を必死に伝えた。

だが、この海ではどうすることも出来ず。ただ見守るしかなかった。

そして三時間が経っても、モーターボートが帰ってくる気配は無く、波は荒れ続け、まだ、昼なのに、あたりはかなり暗くなっていた。

B太さんは、心配で吸い寄せられるように、海に近づいていった。

そして、C太さんの声が聞こえた様に感じ、思わず海に飛び込もうとしたが、寸前の所で住民に、助けられた。

それから、結局、モーターボートだけが浮いているのが見つかったが、残りの8人は、まだ、見つかっていない。

どうやら、あの夢は、これから起こる事への警告だったのだろう。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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