短編2
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三恐 2

母からの指示に従うべく、勇気を出して噴射!!

一人だと無理なので、電話は繋いだまま戦いました。

Gファミリーが動かないのを確認し、部屋を飛び出しホテルに向かいました。

時は22時…長時間の戦いに疲労困憊で、泣きながら歩いて向かってました。

結構暗い道でした。

人が歩いて来るのが見えました。

暗いのと目が悪いので、はっきり容姿が確認できない状態でしたが二人居るのは分かりました。

すれ違うまで後10メートル以内の距離で、男性である事が分かり、泣いていた為俯いて通り過ぎようと思ってました。

すると、

俯いてる視界に足が見えました。

私を立ちはだかる様に…動きません。

恐る恐る顔を上げると…そこにはホームレスらしき男性が二人、ニヤニヤしながら私を見ていました。

恐すぎますっ!!

身の危険を感じ、数歩後退りをし…ダッシュで来た道を戻りました。

何かされた訳でもないのですが…

膝がガクガク震えてました。

G様の恐怖と気味の悪いホームレスで参ってしまい、タクシーでホテルへ。(初めから乗れば良かったのですが)

ホテルに着き、案内された部屋に入り…やっと落ち着けたものの、恐怖と孤独感からまた泣けてきました。

私は泣き疲れて、いつの間にか寝てしまってました。

が、フト目が覚めたんです。

時間は深夜2時過ぎ。

どーやらお昼から何も食べていなかった為、お腹がすいて起きた私…(笑)

財布と携帯しか持っておらず、ホームレスの事もありコンビニに出る気にもなれず…

ホテル内の自販機でビールを買い、寝酒作戦にでました。

テレビを付けぼんやりしながらビールを飲み…部屋のG様の亡骸をどーやって処理するかを考えてました。

プツン…

突然、テレビが消えました。

???

リモコンには触れてないし…タイマーか?…そんな機能あるのか?と考えていると、

ジャーッ!

トイレが勝手に流れました…

酔いが醒め、

まさか…

と思っていると、視界のすみに影が見えました。

…怖すぎますっ!

当然振り向けず、

何かがいらっしゃるのを悟った私は立ち上がり部屋を出ようと…

突然凄い耳鳴りがして、恐怖と得体のしれない空気の重みで動けません。

心の中で

南無阿弥陀仏と唱えつつ、必死でフロントに電話を。

「はい、フロントです」

と、聞こえた瞬間に空気が変わりました。

長くてすみません、続きます。

怖い話投稿:ホラーテラー 23さん  

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