短編2
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壁に…。

これは僕の先輩(元ヤン)が体験したお話です…。

先輩が仕事で、ある地方都市に出張をしました。

商談も済み、ビジネスホテルにチェックイン。

駅前の小綺麗なビジネスホテルで、部屋はそこまで狭くは無く、快適だったそうです。

部屋で一服したあと、繁華街に足を伸ばし、夕食をとったそうです。(お蕎麦が有名らしく)

軽く酒をひっかけて、ホテルにむかってそうです。(時間にして一時間程度)

鍵を開け、扉を開いた瞬間、なにか嫌な気配がしたそうです…。

そう、誰かが今まで部屋に居たような、人の気配が残っている感じがしたそうです…。

しかし、先輩は元ヤン。

怖がってられないと、部屋の電気をつけると…。

部屋中の壁、天井一面にビッシリと1CM四方の大きさで、お経が書いてあったそうです…。

これには先輩もテンパり、すぐさま従業員を呼んだそうですが、駆けつけた従業員も部屋の様子を見て唖然とするだけだったそうです…。

警察が来て、先輩は事情聴取をうけ、アリバイ(?)を確認するために、夕食をとったお店に行ったりと大変だったそうです。

ホテル側も鍵の管理をしっかりしていたので、誰が忍び混んで何の為にしたのかは、結局謎のままだったそうです。

先輩からその部屋の写メをもらいましたが、気味が悪いので消してしまいましたが、壮絶な光景でした。

一時間位で部屋一面に…。

人間に出来るものなのかなぁと、この話を思い出す度思います。

ちなみにこないだコンビニで読んだ、恐い画像的な本にも、同じような部屋の写真が載ってました…。

まさか、流行っているんですかね?

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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