短編2
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監視カメラ・前編

ダムドファイルより引用。記憶を頼りにしてますので、多少アレンジが入ってると思います。

とある所に工場がある。Aさんはそこで警備員として働き始めた。

警備員室にはモニターが多数あり、工場の各場所に設置された監視カメラの映像が映されるようになっていた。

警備員はそれで工場内を24時間いつでも監視する事が出来た。

職場には古株の先輩Bさんがいて、まだ若いAさんとは随分歳が離れている。

そんな職場に慣れ始めたある日、Aさんはその日独りで夜勤する事になっていた。

その日は、早いシフトのBさんとも少し勤務時間が被っており、いろいろ話をしていた。

ふと、BさんはAさんの顔を見て

「…似ているなぁ」

と呟く。

「誰にですか?」

とAさんが尋ねると、Bさんが

「昔、工場で働いていた男Cにじゃよ」

Aさんは、自分に似ているという事もあり、Cさんについて気になった。

続けてBさんが語り出した。

B:「A、お前に似ていると言ったCにはなぁ、付き合ってる女性Dがいたんじゃよ。

この工場で働いていた女性でな。

まぁ、いわゆる職場恋愛じゃな。」

A:「どんな人だったんですか?」

B:「Dはとても綺麗でなぁ、わしら工場で働く男共の憧れの的じゃった。

艶やかな長い黒髪が美しくて、それをDも自慢げにしておった。

なんでもCが長い黒髪が好きらしくて、Dは、Cのためにそうしたみたいじゃった。2人は周りも羨むぐらいの仲じゃった、あの事が起こるまでは…」

A:「…あの事?」

B:「…Dが工場の機械に巻き込まれて死んだんじゃ。

見つかった時は、首と胴体がバラバラじゃった。

大事にしていた長い黒髪が災いしてな…。

亡くなる直前には、Cの誕生日が近い事もあって、プレゼントを用意していたみたいじゃったのに、本当にかわいそうじゃ。」

Aさんはとんでもない事を聞いてしまったと内心では思った。

…そして、Bさんが上がる時間になった。

Bさんが帰り際に、

「そういえば、今頃じゃったかな、Cの誕生日って」

と言って、先に上がった。

後編へ続く

怖い話投稿:ホラーテラー やっぴぃ♪さん  

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