よく見ると
紙には、びっしりと
文字が書かれていた
『俺はなにも悪くない。なにもしてない』
的な文章が延々と
繰り返されていた
その日は何も解らないまま
時間が過ぎ、いつの間にか
Aは石の下に収納されて
本当にAはこの世から居なくなってしまった
それから
3日くらい過ぎたある日
抜け殻のような僕の元に
Aの死の真相が飛び込んで来た
手紙の内容が気になってた僕が
すぐに食い付いてしまったのは
言うまでもない
真相を語ってくれたのは
同じ学年でAと同じ部活のYくんだった
以下はYくんの話
先輩が引退し、部長が変わったAの部活は
どんどん悪い方向へ変わって行ったと言う
部長と顧問はとてつもない
DQNで、なぜかAに対する態度だけみんなと違った
行動には出さないものの
言葉を使った嫌がらせやイジメが始まり
挙げ句の果てには、部活が
悪い方向へ傾いたのはAのせいだと言い出す始末
その時にはもうAに
味方は1人も居なかったらしい
それからAへのイジメが
エスカレートし、Aが死んだ公園で暴行を行い
Aはそいつによって殺された
と言うことだった
Yくんは泣きながら
この話をしていた
僕も悔しくなって泣いた
どうして気付けなかったんだ。
どうして助けられなかったんだ。
そう思うと悔やんでも悔やみきれない
手紙はAはもう死ぬと分かってて
あらかじめポッケに忍ばせていたものらしい
あまり怖い話じゃないけど
僕はこの一件で、人間の怖さを
知ったような気がした
今までで一番胸糞悪い話を
最後まで読んでくれてありがとうございました
タイトル、一致してなくて
申し訳ないですorz
怖い話投稿:ホラーテラー ミサキさん
作者怖話