短編2
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悪夢

今回は夢のお話をさせてください。

過去の投稿に『自分では怖かった夢も他人はそう感じない』とありましたけど、それを前提でお願いします。

去年のある日、悪夢を見たんですけれど、それがあまりにもリアルで、未だに鮮明に覚えているんです。

自分はどこかの広いグラウンドの隅にいて、サッカーやランニングをしている人を眺めていると『443番ドライ、至急医務棟へ来なさい。』という放送が響き渡ったんですよ。

『俺なんで唱呼番号で呼ばれてるんだろう?』と疑問に思うのですが、身体は自然に医務棟とやらに向かっているんです。

医務棟に着くと刑務官らしき人がいて、此処は刑務所なのか?と考えていると『唱呼番号と名前。』と言われ無意識に『443番ドライです。呼出しの為参りました。』と応えると、部屋に通され、そこには血に染まった白衣を着てマスクをした男がいました。

殺されるのか?!と思ったのですが、男は『悪いけど、これ処分しといて。』と机を指したのですが、そこには、60cm四方の銀色のトレーに血に塗れた脳と神経、目玉、そして歯の付いたままの歯茎が顔の形に並べられていました。

物凄い嫌悪感と吐き気に襲われながら『処分ってどうするんですか?』と聞くと『そこのバケツに棄てといて。』とやはり銀色で蓋の付いたごみ箱のようなものを指しました。

吐き気を堪えながら蓋を開けると、中には親指程はあろうかという蛆が何匹もうごめいていて、そこに投げ込んだ瞬間、有り得ないことなんですけど『ぎぃやぁぁぁぁぁぁ!ひぃぃぃぁぁぁ!』という叫び声が聞こえ、自分の頭の中にさっきの蛆に生きたまま喰らわれ絶叫し、のたうちわまる女性の姿が浮かび、耳を塞ぎうずくまりました。

暫くして女性は動かなくなり、先程のトレーに乗っていたような姿になって消えました。

そこでふと見上げると、白衣の男が『次はお前だね。』と笑っているところで目が覚め、全身汗だくで震えが止まらずにいると、気付いて起きた嫁に抱きしめられ、朝まで震えていました。

やっぱり思い出すと物凄い恐怖に襲われるのですけれど、改めて文章にして客観的に見ると支離滅裂だし意味不明、オチも無しであまり怖くはありませんね。

それでも未だに自分にとっては最恐の夢でした。

お目汚し失礼しました。

怖い話投稿:ホラーテラー ドライさん  

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