短編1
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思い込み

まとわりつく風が鬱陶しい。

イライラしながら携帯をポケットから取り出す。

オレはかれこれ2時間以上またされている。

「いつまで待たせる気なんだ!遅れるなら連絡入れるぐらいしろよ!?オマエはいつだってそ…」

「どうして私ばっかり責められるのかな?ちょっといいかな。私にも都合ってものがあるの。いちいち連絡する必要性ってある?興味ある事にしか連絡しないようにしてるの。」

「○年○月○日○時○分○秒。私を5分も待たせておいて自分が言った言葉覚えてる?」

オイ、そんな何年も前の話を…。

「ンなの覚えてる訳ないだろう!」

耳に小馬鹿にした笑いが伝わる。

「でしょうね。そう言うと思った。今から私の家に来たら聞かせてあげる。」

アパートに着くと香織は、PCを操作して笑っている。

「ほ~ら。こんな事言ってたよね?わかったかな?」

香織は聞く者をイライラさせる言葉を使う。当然だが《不快》にさせるという事を《理解》したうえで…。

「そうか。オレが悪かった。ごめんなさい。」

クスクス。

「私に適うわけないって事が理解出来ないのよね。それはアナタだけに限った事じゃないんだけど。」

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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