短編2
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美少年と僕

もともと友達が

少ない方の僕はAが死んでから

学校では1人で生活してるも

同然だった

だけど、今年に入ってから

新しい友達が出来た

名前はクラ

倉持って名字だからクラって呼んでる

クラは何というか上品で

顔はジャニーズ系のパーペキ少年って言っても過言じゃない

正直、一緒にいる僕は鼻くそみたいなもん

そんなパーペキボーイは

少し変わってる奴だ

「ミサキ、デートしようか?」

最初に言われた時は

かなり焦ったけど

慣れてしまえばなんともない

「あのさ、その言い方はやめようよ」

「ジョークが通じない男はモテないよ?」

なんて少しイラっとすることを言われたけど、スルーして

しぶしぶクラについてった

たどり着いた先は

音楽室前の薄暗い廊下だった

「さて、入ろっか」

クラは音楽室のドアを開け

すぐにピアノへ向かった

昼休み時や放課後は

基本、音楽室は解放されてて

誰でも使えるようになってる

ちなみに今は放課後

「僕ね、この音楽室でピアノを弾くのすごく好きなんだ」

クラはうっとりとした口調で言った

「クラ、ピアノ弾けるんだ?」

「実はね。でも恥ずかしいからみんなには言ってないんだ」

クラは鍵盤に指を置くと

深呼吸をして言った

「よーく聞いててね」

と、クラはエリーゼのためにを弾き始めた

するとなんだか

奇妙な音が混じって聞こえてくる

誰かがピアノの音と一緒に

口ずさんでいるような

しかも、1人じゃなくて大人数で

男の声や女の声

さらには喚いているような声も聞こえる

僕は気持ち悪くなって耳を塞ぐと

クラは弾くのをやめて僕に近寄り

「綺麗でしょ?生き霊たちの肉声」

と、爽やか笑顔で言ってきた

から素直に返してやった

「なんか、気持ち悪かった」

するとクラは満足そうに頷いた

「ミサキは解ってるんだね。気持ち悪さが本当の綺麗なんだってことを」

これをきっかけに

僕はクラともっと仲良くなった

怖い話投稿:ホラーテラー ミサキさん  

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