短編2
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事故現場の女

中学生の時、友達と自転車で遊びに出かけたときのことです。

この時僕らの間ではエアガンが流行っており、ある山にサバイバルをしに行こうということになり向かいました。

山と言うだけあって、本格的なサバイバル感覚がたまらなかったんです。

そうこうしているうちに、暗くなったため帰ることに。帰りはみんな楽しく喋っていて、お腹すいたということもあり寄り道をして、食べに行くことにしました。

その途中のことです。

僕の自転車が急に重くなり、誰か来た…そうすぐに気づいたものの、みんなもいるので気づかないふりをしていたんです。

そしたら後ろから声がしたんですよ。

「見えてるくせに」って…

その瞬間ゾクッとして、信号で止まろうと思ったらブレーキが効かず車道へ…

運よく事故は免れましたが、僕は怖くて立てませんでした。

そんな中ふと視界に入ったのが花束です。

よく事故現場に置いてある花束。

写真もあり、見てみると…

僕は怖くなりました。

後ろに乗った女や…

見間違いではなく確信でした。

そんなことを考えてる間に友達が来て、起こしてもらい振り返ったら

あの女がこっちを見て笑っているんです。

後々ですが、その交差点は見通しが非常に良い場所にも関わらず死亡事故が多発するようになりました。

それもやはりあの女の霊の仕業なのでしょうか。

それからはその道を通らないようにしています。

怖い話投稿:ホラーテラー ぽんたさん  

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