短編2
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天狗が出ると噂の○○寺がある

天狗……なんでこんな噂が?ともかく俺達はその○○寺に向かっていた

運転はA、助手席に俺、後ろにCとD子

山道をひたすら上る

30分ほどしてようやくついた。ここからは石段を歩いて上らないといけない

俺達は灯りも持たずに○○寺を目指す

○○寺到着。なにもでない……そもそも天狗って……

俺達は車に戻った。全員乗り込み車を発進させる

五分ほど下ったカーブでAが急ブレーキをかける。原因はすぐにわかった。前から女の子(16歳ぐらい)が山道をこちらに歩いて来ている

A「なぁ見えとるよな!?みんな見えとるよな!?」

Aが若干怯えた声で言う。もちろんみんな見えていた

A「えかったぁ~俺だけじゃったらどうしようかと思った」

Aは安心して車を進める。すれ違い様、俺は女の子を見ていた

すると女の子と目が合い、こちらに手のひらを向けて『止まれ』というような動作をした

俺「ん?今なんか止まれみたいなことしたで」

B「もしかしてさぁ困っとんじゃない?」

この辺りに民家はない

D「乗せてあげようや」

A「じゃあUするわ」

広くなっている所で車をUターンさせ、引き返す

しかし女の子の姿が見当たらない。横道は無いはずだ

A「おいおい歩くの速すぎじゃろ」

そんな軽口も最初だけだった。普通に考えればここを女の子が一人で歩いているという状況は異常だし、歩きなら来る途中で追い抜いているはずだ

既に石段前を通過している。誰も声を出さない

A「ど、どうする?」

しばらく走ってようやくAが声を出した。俺達はもう一度引き返す気にはなれず、かなり遠回りになるがそのまま山を越えて帰ることにした

翌朝ニュースで事故を知る。18台の玉突き事故。そこは順調に帰っていれば俺達が通っていたであろう高速道路。時間的にも近い

もし俺達が普通に帰っていたら……まぁ事故に巻き込まれていたかはわからない

わからないが、俺達は『助けてもらった』という結論を出した

というか、『助けてくれた』以外の意味があるとしたら?

それ以外を考えると、目が合った俺にはちょっと怖すぎた

ほんと助けて貰ったことはかなり感謝してるんで、それ以外の意味は無い方向でお願いします

怖い話投稿:ホラーテラー Mさん  

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