実録!恐怖のストーカー2

中編3
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実録!恐怖のストーカー2

つづき。

ふざけんな

勝手に人の携帯いじりやがって

そのうえ赤外線でアドレスを交換だと?

怒りと恐怖で心が打ち震えた

そのとき

ヴーヴーヴー

またメールが届いた。

彼女のアドレス?

そうかあの女が俺の彼女の電話帳を消したんだな!くそ

とりあえず彼女に返信。

次に…あの女

メールの内容

ふざけんなよ!

何勝手に人の携帯いじってんだよ!

彼女の電話帳もお前が消したんだな!?

送信

ヴーヴーヴー

すぐに女からの返信が来た

メールの内容

なんで怒ってるの?

勝手にアドレス交換したから?

あなたの彼女なのに…

は?

まるで答えになってない

うざい うざい うざい

今はこの気持ちでいっぱいだ

ヴーヴーヴー

またあの女

メールの内容

ごめんね

お願いだから別れないで…

もういい、付き合ってもいないぞ、訳が分からない、怖い恐い

ヴーーヴーーヴーー

そのとき知らない番号から電話

あの女に違いない

なんて言おう…とりあえず電話にでる

もしもし…?

もしもし

やっぱりあの女だ

ごめんね?謝りに来たよ…

その言葉を聞いてすぐさま立ち上がりベランダの下を隠れながら覗き込む…息を殺して…

【このとき友人の家はマンションの最上階、5階くらい】

その女は居た…俺の部屋の階を見上げて…

う!

思わず声が出る

目が合ってしまった

携帯から女が喋る

今、目が合ったね~

ニタァと笑いながら言う

何が楽しいんだよ!

怒鳴る俺

答える女

だってやっと目が合ったんだよ?嬉しいんだもん

今から部屋に行くね

来るんじゃねー!

そもそも何で部屋まで分かるんだよ!

女【だって私はあなたの彼女なんだよ?

あー怖いと同時に苛立ち

鍵を閉めよう…

ドアに急ぐ

ガチャ…

玄関からドアノブを引く音が聞こえる

もう来たのかよ!

走った、そして力いっぱいにドアノブを押さえた、すぐさま鍵を閉める

危なかった

入られるところだった…

ドア越しから声が聞こえる

ねー開けてよー

静かになった

緊張の糸がほぐれかけたとき

《ドン!ドン!ドン!ドン!》

ドアを叩く音

もうやめてくれー!!!

ドアを叩く音が収まる…

ヴーヴーヴー

メールが届く

メールの内容

どうしてわかってくれないの?

リストカットして死んでやる…

勝手に死ねと思ったが本当に死んだら困ると思い、

鍵を開けドアを開いた。

当然女が上がりこんで

ずかずか女がキッチンの方に早歩き…

まさか

そのまさかであった包丁を持ってきたのである

右手に包丁を持ち、左手を前に出した…

え?

すかさず女を押さえる

落ち着け!落ち着け!

嫌われてるならもう生きてる価値ないよ!

包丁を取り上げた

何とか血を見なくてすんだ

暴れるな!

その一言で止まった

ふー水を飲め

女は俺が用意した水を一気に飲み干した

とりあえず話し合おうと思い話をかける

返事をしない女

女の目の焦点が合っていない

混乱しているようだ

沈黙が続くこと30分

女が立ち上がり何も言わず玄関に向かい出て行った

ほっとした怖かった

もうかなり時間が経っていた

次の日

高い所から落ちる夢に起こされた。

つづきます。

怖い話投稿:ホラーテラー るーさんさん  

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