短編2
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足音②

それを聞いて姉と妹が口々に茶化す

姉「あんたの部屋なんかおるんじゃ!怖ぁー!」

妹「怖ぁー!怖ぁー!」

あのダンダンいう音は俺の部屋の中?

そう考えると俺はドンドン怖くなってきて、遂に泣き出してしまった

泣く俺を見て姉と妹もさすがに引き気味

母「そうじゃ今なら先生おるけぇ見てもらおうや」

先生。近所の皆からそう言われているおばちゃん。俺は学校の先生だと思っていたが、どうやらそっち方面の先生らしい

俺は正直先生が怖かった。牛乳瓶の底みたいな眼鏡。パーマのかかった髪。ポン○ッキーズのム○クだと俺は思っていた。だがなにより家が怖い。庭(六畳ほど)には木が何本も生えていて草ボーボー。奥の家が見えないのだ

俺は母に連れられ先生の家に来た。泣き止んでいたのに再び半泣き状態

先生は快く家にあげてくれた。家の中も植物だらけ

客間?に通され座る

母「この子の部屋になんか出るみたいなんじゃけど見てもらえんですか?」

母が事情を説明する

先生「わかったよ。私に任せときんさい」

直ぐに部屋を見てもらおうと思い、俺と母が立ち上がる

先生「待ちんさい。勘違いしとるようじゃけど憑いとるんは部屋じゃのうてその子にじゃ」

その言葉を聞いて俺はまた泣き出した。ヘタレまくりである

俺が泣いていると、突然先生が持っていた棒で俺の頭を叩いた

驚いて俺は泣き止む

先生「はい終わりじゃ。もう帰ってええよ」

母「え?終わりですか?」

母も驚いていたが、俺はもっと驚いていた

先生「どこで憑いてきたんか知らんがもう大丈夫じゃ」

俺と母は訳もわからないままお礼を言った

最後になにが憑いていたのか先生に聞いてみたが

先生「それを知ったけぇってどうなるもんでもないわ」

そう言って教えてくれなかった

先生の言う通りその日からドンドンいう音が聞こえることはなかった

ただ、鼠と鼬の追いかけっこはしばらく続いた

怖い話投稿:ホラーテラー Mさん  

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