短編2
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今もそこに……

いわゆる霊感体質なんですけど、普通すぎてあんまり怖くないかも…

私がまだ小学生低学年で、当時北関東の某県に住んでいたころの話しです。

通学路のバス停にいつも俯きがちな女の子が立っていました。当時の自分より年上で(5~6年生くらい)三つ編みの髪の毛、白っぽいポロシャツ、赤いランドセルと黄色い帽子……。

不思議なことに雨の日も、親の車に同乗して通りがかった夜でも、いつも同じ服で俯きがちに立っていました。

特に怖いとか思ったことはなかったんですが、何となく『あぁ、自分とは違うんだ…』って感じ、分かんないですよね…。

むしろ子供心にもドキドキするような可愛いらしいお姉さんで、無表情でうつろな瞳、長いまつ毛が印象に残ってます…。

ある日、家業の都合で引っ越しすることになってしまい、その後あの女の子がどうなったかはわかりません……。

後日談があります。

その後、成人し自動車免許を取ったころ、過去に住んでいたところをドライブしてまわったことがありました。(親の家業の都合で小学校だけで6回転校しています)

今ではすっかり街並みが変わってしまい、新興住宅が立ち並び、うろ覚えの記憶を辿っていっても、当時自分の住んでいた家が見つからないくらいでした。バス通りも変わってしまい、バス停もなくなっていました。

でも、ある立派な和造りの門構えの家の前が当時のバス停であったことだけがすぐに分かりました。

女の子、当時のまま立ってたから………。

怖い話投稿:ホラーテラー 今は40代…さん  

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