中編3
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最愛の人との別れ

今から10年も前の話。

              当時私は中学1年生の女の子だった。

                   ある日突然先輩からの呼び出しがあり初めて告白された。

私の大好きな先輩だったので即OKサインで私達は付き合った。

     私達の付き合いは私が高1になるまで普通の人が経験する恋となんら変わる事のない付き合いだった。

              でも、ある日突然に不幸は襲ってきた…。

                 この日は私達が付き合って3年目の記念日だった。

             この日は学校がおわったら自宅に迎えに来るとの事で私は先輩が来るのを待った。

           だけど先輩は迎えに来ない私はなんだかソワソワして落ち着けなくなった。

              大丈夫かな…。

                 変な方向に行かないように自分に言い聞かせる。

              しばらくすると知らない番号から着信がある…   普段なら取ることはないが何故だか取らなくては行けない気持ちになる。

   考えてるあいだに着信が切れた。

         私はかけ直そうと思いすぐに折り返しかけてみた。

 

すると電話の声はすごく息があがり声にならない声で叫んでる。

よく聞くと先輩の4つ離れた兄からだとわかった… 『○○がーーひかりに愛に行く途中に事故にあって今○○病院はやくきて、』             とやっとの思いで聞き取れた声に私は動揺する   あれからどうやって病院についたかは覚えてない。

  

先輩は辛うじで命を取り止める事が出来たが…   

機会とゆう鎖で繋がれた人間になってしまった…  

私は自分を責めた。

少しでも先輩が夢から覚めた時に私が隣にいてあげたい私の事忘れていてもいいから…         

それから3年の月日を迎えた。

          

先輩の家族はひかりちゃんの幸せは私達の幸せだと…はやく○○なんて忘れて新しい人生を歩みなさいと言ってくれた。

      私は考えた私も18になる、そろそろ自分自身考えようと。

先輩には悪いが自分自身どうして良いかもわからない数ヶ月たち先輩の兄から連絡がはいった。

『ひかりちゃん、今から逢えないかな?』     

私はすぐに待ち合わせの公園に向かった。

 

『話がある、ひかりちゃんが良ければ僕とお付き合いして下さい…』と言われて少し考えてみた。

先輩のいるベッドの横で…

先輩は声をかけても返事がない…。

でもかすかに、指が動いた。

先輩の目からポタッと涙がおち痩せこけた頬に伝うように流れた。

その日先輩は亡くなった長い長い闘病生活は終止符をうった。

 

私はあれから先輩の兄と結婚をし、今は先輩そっくりの長男と3人家族になり幸せです。

 

きっとあの涙は私の幸せを見届ける為だったのでしょう…。

ありがとう先輩。

私今でも先輩がだいすき~

怖い話投稿:ホラーテラー ひかりさん  

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