短編2
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中古車

先日ツレの希望で中古車を見に行きました。

今の車に不満はないんだけど、買い替えても良いような車があったらなーと希望的観測のもと、

閑静な山の上の住宅地にある中古車屋へ。

その日も暑くて、

時間もちょうど昼下がり。

なにもこんな日に日向歩かなくてもーとツレを少々恨みがましく思ったりして。

数人の店員が入れ替わり説明をしてくれながら、やたらと広い展示場を歩いていると、

一台の有名ドイツ車が。

人気の形でなかなか綺麗にしてあり、お値段は別に安くなかったですが・・・

『あれ、あの車人乗ってる・・・・』

カンカン照りの展示場に置きっ放しの、ドアも窓も締め切った車に人が乗ってるはずないのに、

人が乗ってるんです。

だたどんな人なのかはよくわからない。

それでも、誰かが運転席に座っているんです。

ツレに

「ねえあの○○○さ・・・」と声をかけると

「気のせい!」と言われました。

その後、その車の中も確認してみたけど、当たり前ながら誰もいなかったです。

ただ、そんなの見たせいかなんとも言えない嫌な雰囲気を纏った車でした。

その夜です。

寝ようと布団でごろごろしながら、ふとあの車の事を思い出していました。

あれはなんだったんだろう、と言う思いより、

あんな気持ち悪い車も普通に売ってるんだな、と思った瞬間

『何で気がつかないの』

って、

男の人とも女の人ともつかない声が耳元で聞こえました。

なんじゃこりゃ!

あわててツレの部屋に飛び込んだら、

ツレは一言

「気のせい!」

まだ何も言ってないのにー!

・・・気のせいと言う事にして寝ました。

その後は何もありませんが、一体なんだったのでしょう・・・

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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