短編2
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病院にて

親戚の爺ちゃんが倒れたと連絡があり、すぐさま病院に向かった

ウチの母の姉の旦那のお父さんにあたる人だが、なんやかんやといろんな人に(親戚一同)世話を焼いてくれた

オレも就職先を見つけて来てくれたり色々世話になってる

年齢は102才、もし何かあれば・・・

というぐらいの年齢だ

実際、自宅で気を失い救急車で病院へ、意識が戻らず、

医者から

「正直、血圧、心拍数も下がってきてます、ご親戚を呼ばれるなら早めに」

それでみんなが呼ばれ、オレも来た

「お爺ちゃん!」みんなが何度も呼び掛けているものの、意識は戻らない

思わずオレもお爺ちゃんの顔の近くで

「お爺ちゃん!お願いだから目を開けてくれよ!」

「頼むから目を開けてくれぇー!」

オレは大声で叫んだ

ピクリともしないお爺ちゃん

「目を開けてくれええぇぇぇーーーー!」

その時、顔をいやいやするようにお爺ちゃんが顔を振った

「お、お爺ちゃん?」

家族や親戚からも声が上がった

「お爺ちゃん、目を開けて!」オレは叫んだ

「ん、んんっ、んん」お爺ちゃんが声を出した

「お爺ちゃん!」

「んんっ、◯◯(オレね)か、やっぱりか」

お爺ちゃんは意識を取り戻した!!

後から聞くと、うっすらとは見えていたものの、誰が誰かわからなかったが、やたら派手な色が見え、もしかしたら◯◯(オレね)じゃないか?何をしてるんだ?

と思い徐々に意識が戻ってきたのと、

オレが普段からしてる長いネックレス、オレがお爺ちゃんに話し掛けるたびにビタン!ビタン!顔に当たり

イライラして寝ようと(この場合、寝ると言うよりあっちの世界行き)しても、寝るに寝れなかったという

まぁ、いつも

「お前はいい年してバカみたいな格好して!」

とか言われてるけど、少しは役に立ったみたいです

怖い話投稿:ホラーテラー GAGAAMANさん  

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