親戚の爺ちゃんが倒れたと連絡があり、すぐさま病院に向かった
ウチの母の姉の旦那のお父さんにあたる人だが、なんやかんやといろんな人に(親戚一同)世話を焼いてくれた
オレも就職先を見つけて来てくれたり色々世話になってる
年齢は102才、もし何かあれば・・・
というぐらいの年齢だ
実際、自宅で気を失い救急車で病院へ、意識が戻らず、
医者から
「正直、血圧、心拍数も下がってきてます、ご親戚を呼ばれるなら早めに」
それでみんなが呼ばれ、オレも来た
「お爺ちゃん!」みんなが何度も呼び掛けているものの、意識は戻らない
思わずオレもお爺ちゃんの顔の近くで
「お爺ちゃん!お願いだから目を開けてくれよ!」
「頼むから目を開けてくれぇー!」
オレは大声で叫んだ
ピクリともしないお爺ちゃん
「目を開けてくれええぇぇぇーーーー!」
その時、顔をいやいやするようにお爺ちゃんが顔を振った
「お、お爺ちゃん?」
家族や親戚からも声が上がった
「お爺ちゃん、目を開けて!」オレは叫んだ
「ん、んんっ、んん」お爺ちゃんが声を出した
「お爺ちゃん!」
「んんっ、◯◯(オレね)か、やっぱりか」
お爺ちゃんは意識を取り戻した!!
後から聞くと、うっすらとは見えていたものの、誰が誰かわからなかったが、やたら派手な色が見え、もしかしたら◯◯(オレね)じゃないか?何をしてるんだ?
と思い徐々に意識が戻ってきたのと、
オレが普段からしてる長いネックレス、オレがお爺ちゃんに話し掛けるたびにビタン!ビタン!顔に当たり
イライラして寝ようと(この場合、寝ると言うよりあっちの世界行き)しても、寝るに寝れなかったという
まぁ、いつも
「お前はいい年してバカみたいな格好して!」
とか言われてるけど、少しは役に立ったみたいです
怖い話投稿:ホラーテラー GAGAAMANさん
作者怖話