中編3
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神職の一家 (CP) 5

....

・いつからそれを封じているのか?

⇒少なくとも1500年以上前から封じている。

元々、人の住めない呪われた土地とされていたが、良質の鉱山があることがわかり

時の朝廷は土地開発を進めようとしたが、例の被害が多発した。

そこで中央から力を持った一柱の神と巫覡の一族を遣わし、それを封じることにした。

(そんな土地さっさと放棄して別の鉱山を探せば良いのにと思うかもしれないが、

その当時製銅、製鉄というものは、国力を左右するほど重要で、しかもその土地は

とある理由で好立地だったため放棄するにはあまりに惜しかったからだと聞いている)

封を担った巫覡の一族はその土地に腰を落ち着け、代々その封を司るようになった。

時は流れてZ神社は戦乱で消失し、その後長きに渡って本家が封じるための儀式だけは

行っていたが、長らく神社が無かったことの影響か、大正期に被害が出るようになった。

そこZ神社を再建して封を強化して今に至っている。

・それは完全に封印は出来るか?

⇒わからないが、儀式をした際に黒い球状のものに巻かれた注連縄が増えることがある。

その注連縄が完全に球を覆い隠した時に封印は完全なものになるかも知れない。

・ここ以外にもそういう土地はあるのか?

⇒極少数だろうが存在すると思われる。次代が國學院に通ってた頃、自分と似たように強力に

加護を受けていると思しき生徒がいたそうだ。多分もその生徒の一族も何か厄介なものを封じる

ためにそのような加護を受けているのではないか?

・何故自分は心身喪失状態にならずに済んだのか?

⇒分家とは言え一族の血を引いていることによるものか、それとも100年以上ぶりに触れた人間

ということで、人について何かを探ろうとして壊れないように細心の注意を払って

扱ってくれただけなのかわからない。運が良かったとしか言えない。

Aさんは、一通り話し終えてから、

「とまぁこんな眉唾な話だから信じる必要はないけど、ただそれのせいで知っての通り

私の右腕は今も動かないままなんだ。」

「骨折自体はとうの昔に完治して未だにリハビリを続けてるが、全く動く気配がない。

思うにアレが「イッポン・・・ツナガッタ」って言ったのは、腕一本繋がったって言う

意味だったんだろうと思う。だからこの右腕を動かすことができるのはアレだけで、

もし、仮に封が弱まることがあれば私の意志とは無関係に動きだすんじゃないかと思ってる。」

「本家の人たちが封を強化してるから、私が生きてる間には間違ってもそんなことは

起きないと思うけどね。」と笑いながら話していた。

この話を聞いて、自分には完全に眉唾とも思えない心当たりがあったりする。

例の本家の人間なんだが、一族皆人格者ばかりだからというのもあるんだろうが、地元では

物凄く信頼されており、何があっても失礼をしてはいけないと婆さんから良く聞かされていた。

小学校の時、それぞれ別の友人グループだったんで接点はなかったが、本家の長男(Bとする)

と同級生だった。

6年生の時、余所から転校してきたヤツ(Cとする)がいたんだが、そいつがことあるごとに

Bに突っかかるようになったらしい。Bは性格が良くて周りからの人気があったから

(顔がイケメンの部類だったのもあるかも知れないが)それが気に食わなかったのかも知れない。

ある時、Cの家に雷が落ちて全焼し、両親は無事だったが、Cが亡くなったと

全校集会で校長から聞かされた。

後で知ったんだが、その前日、CはBを痛めつけようとして、階段から突き落としたらしいんだな。武道の心得もあってか幸いBは軽い捻挫程度で済んだらし い。

そのCが住んでいた借家の場所はウチからチャリで3分程度の近所なんだが、そこの地主の爺さん

が雷の話を聞いてビビったらしく駐車場とかにもせず今も更地のままなんだ。

このBの話を思い出した時心底寒気がした。雷は偶然だと思いたいが・・・

....

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名 ARGENTINAさん  

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