短編2
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初投稿です。

いつも読ませて頂いてばかりなので、今日は私も体験談を載せようと思いまして。

文章力の低さは御勘弁下さい。

これは私が高校生の時の実体験です。

私の地元はド田舎で、電車がなく、バスもないに等しい本数のため、学校から10km以上自宅が離れている事を条件に、原チャ通学が許可されており、私もその対象者でした。

その日は文化祭の準備で、帰りが12時前と遅く、嫌な予感がしつつも私は原チャにまたがりました。

というのも、私の通学路にはいわゆる心霊スポットが3ヶ所もあるからで、1つはテレビでも取り上げられた心霊トンネル。

まぁ、普通に現役のトンネルなので、地元人は意識せず使っていますが、実際地元人にも見た人はいる訳で…

この話の舞台はまさにそこです。

そのトンネルは長く、入るとすぐ左に大きくカーブしているんですが、その日トンネルに入る直前、右の壁に自転車の影が映っていました。

トンネルの周囲5kmには民家はありませんし、ド田舎なので夜中は交通量ゼロに近いのに自転車というのが不気味でした。

なぜか私は「左の歩道を影の主は走っている」と考え、すぐそれに追いつくと思っていました。

が、カーブを過ぎるとベタですが自転車はおろか誰もいませんでした。

その一瞬で私は「自転車の影って壁にあんなに鮮明に映るっけ?(見た影は車輪が回るのまでハッキリ解った)もしかしてあれが本体…?」という考えにいきつき、背筋が凍りつくように冷たくなりました。

全速力でトンネルの出口を抜けた直後、真後ろで《ギィ~ッ》という古い自転車のブレーキ音が聞こえ、振り返る事なくそのまま帰宅しました。

これが私の人生初の心霊体験でした。まだいくつか体験してますので、皆さんに興味をもって頂けたら、また載せる事にします。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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