短編2
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私のおじいちゃん

私が中学生だった6年前の夏に

私の事をよく可愛がってくれた

祖父が亡くなりました。

私の祖父は以前から病院の

入退院を繰り返していましたが

いつも元気そうでした。

その当時はクモ膜下出血になり

倒れて入院してしまいました。

中学生ながら重い病気だと感じて

心配して、お見舞いに行ったら

優しい声で私の名前を呼んでくれたりして思ったより大丈夫そうでした。

もうその頃には手術もして

経過観察ってとこだったので

私は安心して家へ帰りました。

それから何日か経ったある日、

私は祖父の遺骨と遺影を

持って泣きながら

歩いてる夢を見たのです。

朝、起きて「良かったー夢かー!」と

思った瞬間、電話が鳴り響きました。

祖母でした。

「おじいちゃんの様態が急変したから

今すぐ病院へ来て欲しい」との事でした。

私は「まさか、な」と思いながら

母と病院へ行くと

祖父は既に亡くなっていました。

母や祖母が泣きわめいてる中

私は何が起こったか分からず

涙も出てきませんでした。

夢というものは誰かに夢の内容を

話せば、その通りにならないと

聞いた事があったため、当時の私は

とても自分の事を責めました。

お通夜、葬式が終わり

四十九日の夜が来ました。

その夜も私は夢の中で

祖父に会いました。

祖父の部屋で祖父が緑のスーツを着て

私と母と祖母は「いってらっしゃい」と

祖父に言い、祖父が車に乗って空へ

飛んで行ったという内容のものです。

今思えば遺骨が入ってた箱を

包んでた布が緑色だったから

緑のスーツを着てたのかなと

思います。

なぜ祖父は夢で私だけに

会いに来たのでしょう?

亡くなって6年経つ今でも分かりません。

こんな長文、読んでくれて

ありがとうございました。

文章、日本語がおかしくなってたら

すみません。

怖い話投稿:ホラーテラー にしきんぐさん  

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