短編1
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梅雨どきの風呂場にて

毎年梅雨どきになると思い出す話があります。

これは知り合いから聞いた話です。

知り合いが友人(Aさんとします)から、聞いた経験談で・・・

Aさんは男性で大学生の一人暮らし。ある梅雨どきに飲み会からの帰宅後、風呂に入っていてイスに座って体を洗っていると、妙に肛門の辺りがムズムズする。

なんだろう?と思ってそこを触ってみるとヌルっとする。酔っぱらって知らぬ間に大便でももらしたか?とも思ったが、ベロンベロンになるほど酔ってないし、漏らしてたら風呂に入る前にパンツを脱いだ時にわかりそうなもの。

で、そのヌルっとしたものを手にとって見てみたら、そこには1匹の「なめくじ」が!。

ちょっと驚きつつも、その「なめくじ」を排水溝に流し、どこで付いたんだろう?と考えてみると、風呂場以外考えられない。

立ち上がってイスを見下ろしてみると特になにも無い。

もしやとイスの裏を覗きこんだAさんは酔いがいっぺんに吹き飛んだそうです。

イスの裏には「なめくじ」がびっしりと張り付いていたのです。

風呂場のイスって一般的に真ん中に穴が開いてますよね。でその穴から「なめくじ」がちょうど肛門の辺りにまで這い出てきたと。

私も梅雨どきに風呂に入ると、ふとこの話を思い出してはなんとなくおしりがムズムズしてイスの裏を確認してしまいます。

怖い話投稿:ホラーテラー ふぉれすさん  

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