短編2
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首無し地蔵

夜中に失礼します。

今回は怖いと言うより不思議?謎?系です。

うちの親父の実家が福島県の○玉村という場所なのですが、その実家の近くに『首無し地蔵』があるんですよ。

それも3体並んで。

で、その首無し地蔵なんですけれど、ちょうど丁字路の角にあるのですが、丁字路の方が地蔵を避ける形で作られてるんです。

まぁ、それだけなら『何かしらの曰があるんだろう』で済むのですが、それだけじゃないんですよね。

その地蔵には常に花が添えられているのですけれど、買ってきた花ではなく、明らかにそこらで摘んできた野花なんですよ。

それにいつも綺麗に掃除されているんですよ。

でね、近所のばぁちゃん達に聞いても誰が掃除したり、お供えしているのかも分からない。

誰も見たことがない。

一番不思議なのは、それだけ曰があるであろう地蔵が、何の為にいつからあるのか、何故首が無くなったのかの理由を知る人が誰もいないんですよ。

うちのばぁちゃんは95になるのですが、そのばぁちゃんも知らないし、その親父(自分の曾祖父)も知らなかったらしいです。

ただ一つ、その地蔵に触れてはいけないとだけしか伝えられていない。

じゃあ誰にも知られず掃除してる人はどうなのよ?と突っ込みたくなりましたけども。

そうゆう謂われは判らないけど触れてはいけないものって結構多いのではないでしょうか?

不思議ですよね。

今回も特に落ちも何もない話でごめんなさい。

お目汚し失礼しました。

怖い話投稿:ホラーテラー ドライさん  

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