短編2
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肩幅2mの…

初投稿です。文章力と表現力に欠けていますので、どうかご了承下さい。

あれは…確か中三のシーミー(沖縄のお盆みたいなものです)の日だったと思います。

その日は、当時付き合っていた彼女とデートをした帰りで、夜中の1時を過ぎた頃でした。

その帰り道に、ベロンベロンに酔った友人のR君と他数名が居たので、「後から連絡するよ」と言い、その場を離れました。

そして、彼女を家まで送った後、友人に連絡をしたら「Tの家に居る」と言ったのでTの家に向かいました。

その時はまだ、あんな不思議な出来事に遭遇するとは思いませんでした…

Tの家に着いて部屋に入ると、さっき居たメンバーが怖い話をしていたので、僕もその輪に入り怖い話を聞いていました。

それから、みんな一通り話し終わったあと、R君が帰ると言い部屋を出ました。正直、僕も明日朝早いし眠くなってきたので帰ろうと思い、R君と帰りました。

R君は歩くのもままならなかった為、めんどくさいなぁと思いつつも、R君をそのままにしておくのは可哀相だったので、肩を貸して途中まで送る事にしました。

それから歩いて10分ほどたった頃、急にR君が嘔吐し始めたので、背中をさすってあげていました。

そしてR君が落ち着いてきた時、

ふと、10m先の電柱に何かチラチラと動くものが視界にはったので、気になり

顔を少し上げ横目でその電柱を見ました…

その瞬間、体中にゴキブリが張り付いたような感覚に襲われ

体の毛穴と言う毛穴すべてに鳥肌が立ちました。

電柱から見えかくれしていたのは、人の形をしていましたが

その人の形をしたなにかは、肩幅2mはあるんじゃないか!?

という位、肩幅が広かったので、僕はすぐ人間じゃないと気づき、一気に眠気が覚めてR君を起こして逃げようと思いましたが、

R君もその人の形をした何かを見てしまったようで、

さっきまで自分一人では歩こうともしなかったのに、それを見てからR君が急に立ち上がり

「タバッチャヤ~、タバッチャヤ~」と意味不明な言葉を叫びながら走って、暗い路地に消えて行ってしまいました。

僕はそれをただア然として見て、その場に立ち尽くしていただけでした。

そして、さっきの電柱に居た何かの事を思い出して電柱を見に行きましたが、そこにはもう何も居ませんでした。

この日の夜からR君は行方不明になり今でも見つかって居ません

怖い話投稿:ホラーテラー カビゴンさん  

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