短編1
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部活帰りの夕方

これは俺の友達の話です。

友達はバドミントン部で部活が終わり、時刻は7時頃だったといいます。その帰りにいつもの下校ルートを通っていると、道の先に佇む家の玄関が開きっぱなしになっていたそうです。玄関の横には『忌』の文字が。

(あぁ、あそこで誰か亡くなったんだな・・・)

友達はそんなことを思いながら、歩き続けました。すると、後ろからアスファルトの地面を掌で叩くような音が聞こえたらしいんです。

ひたひたひた…

ひたひたひたひた・・・

友達が少し足を速めると、また

ひたひたひた・・・、と向こうも同じ速さで音がします。

気味が悪いので友達が立ち止まって道路の脇によると・・・

ひたひたひたひたひたひたひたひたひたひたひたひたひたひたひたひたひたひたひたひたひたひた

黒髪を長く伸ばして顔が見えない女の人が逆立ちをしながら怖ろしいほどの速さで通り過ぎて行ったのです。

そしてその女の人は、さっきの家の玄関前でフッ、と消えたといいます。

何故、そこに現れたのかあれが何だったのか彼は未だに分からず終いだそうです。

怖い話投稿:ホラーテラー 百鬼夜行さん  

Concrete
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