短編2
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先生の油絵

俺が中学の時の話、今ふと思い出したから書きます 

(7、8年前かな) 

掃除の時間、俺たちの班は美術室の割り当てだった。 

美術室に行くと、見慣れない大きな絵があった。 

木の枠に布を貼って描いてある(カンバスっていうの?)油絵みたいな風景の絵だった。 

どうやら美術の先生が昔描いた絵を生徒に見せようと持ってきたみたいだった。 

その先生というのは、俺は実際に受けもたれた事がなかったのでよく分からないが

「なんか、うざい」って感じの先生みたいだった。 

掃除の時間なのに、絵を見てるとその先生がやってきて少し話をした。 

「これどこの絵ですか~??」 

「○○港よ」 

「先生、俺行った事あるけど、こんなところなかったぜ~w」 

「あんた達が生まれる前の絵よ、当たり前じゃないwww」 

こんな会話をしていると、班の1人が変わったものを見つけた。 

「先生、これどうしたの??」 

絵がそこの部分だけ凹んでた。 

先生も初めて気がついたみたいで、びっくりしてた。 

でも周りもよく見ると拳の形に凹んでた。 

俺等もびっくりして え?? って感じだった。 

先生は泣き出して 

「こんなのあんまりだよ・・・」 

みたいな事を言って、泣きながらフラフラした足どりで職員室に行ってしまった。 

先生に大丈夫?と声をかけたがやった子は大体わかる・・・って言ってた。 

人の大事にしている物に、こんな事できる奴がいるのかとだいぶ悲しくなった。 

これから先生はあのボコボコを見る度に悲しくなるのかと思うと非常に悲しくなったよ。 

ちなみに掃除はそのあと一言も喋らずにやりました。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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