短編2
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夢の続き・・

 古い話ですが、実話です。

 

 学生時代、親元を離れ1人暮らしをしてました。

 実家には、年に1回程しか帰っていませんでしたが、帰った際には必ず地元の友人達と夜は心霊スポットにひやかしで行ってました。

 田舎だったんで、他に行くとこなかったという理由ですが。

 ある時、実家から戻り1週間位経って、地元の友人から電話がありました。

 お前さー、写ってるんやけど・・

 話によると、心霊スポットに行った際に撮った僕の写真に霊が写ってたっていうんです。

 結局、電話を切るまで嘘という言葉は出ませんでした。

 僕は、多分霊感とかが無くそれまで、見たこともなかったので、ずっと嘘と思いたかったのですが、実際に写真を見れる場所にいないので確かめれません。

 その日の、夜はやたらと怖がりながら寝ついた記憶があります。

 夜中、何かの気配で目が覚めました。

 ロフトで壁側を向いて寝てたのですが、頭の後ろに気配を感じるのです。

 かなり、ドキドキしながら後ろを振り返りました。

 後ろを向いた首でした・・

 髪の長い女性の・・

 

 うわっと思った瞬間それが振り返ったのです。

 うあぁぁぁぁ

と声を出した瞬間目が覚めました。夢だったのです。

 半端じゃなく汗をかいてます。

 余りにも、リアルな夢でした。

 しかし、気付いたのです・・。先ほどの夢と同じ格好で起きた自分

に・・

 リアルすぎてなかなか後ろを振り返れません。

 が、気分を落ち着かせ後ろを振り返りました。

 ん。

 あったんですよ、こちらを向いた女性の首が・・・

 

 その首は、にやっと笑いました。

 もしかすると・・と、思って振り返ったせいか、僕は首を超えて、ロフトから飛び降り玄関に走りました。

 ただ、あせってる為に玄関が開けれないんです。後ろを見ると、ゆらゆらと首だけが宙に浮いて近づいて来るんです。

 もう、駄目だ

と、思った瞬間目が覚めました。

 それも夢だったんです。

やっと、現実に戻れた僕は、もう朝方だったのですが怖くて近くの友人宅まで自転車を飛ばしました。

夢の中で夢を見てそのなかでも夢をみていたようです。

後日、地元の友人に写真の件を確認したら、やはり冗談だったそうです。

それが、気になってあんな怖い夢をみたんだと自分を納得させました。

ただですね、あの日怖かったので、すべての窓に鍵を掛けて寝たはずなのに、ベランダが20cm程開いてたんですよ・・

 

 

 

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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