短編2
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初投稿です。

私の母の体験を少々話させていただきます。オチはないです。

私の幼少時は父の転勤が多かったため、借家暮らしでした。父はその頃夜勤も頻繁にあり家にいることがあまりなく、母と私の二人きりで夜を過ごすことも多々ありました。

そんなある日の深夜母が寝ていると、隣で寝ていた私が突然大声で泣き出しました。

虫にでも刺されたのかしら、と体を起こし私の方を見やると、その瞬間私がまるで誰かに引っ張られたかのような勢いで弾かれるように起き上がったそうです。

目は閉じたままで相変わらず大声で泣いています。

何かを嫌がるように。

母は恐怖で微動だにできずただ私を見つめるだけでした。

ふと、母は視線を感じました。

当時の借家には、寝室と居間の間に磨りガラスの引き戸があり、私と母は丁度そちらに足を向けて寝る形になっていました。そしてその視線は引き戸の方から感じます。

ゆっくりと引き戸の方を見ると、磨りガラス越しに女がいました。顔がよく見えないのに何故か薄笑いを浮かべているのがわかりました。

女は嬉しそうに私を見てニヤついています。私はそれに反していよいよ泣き叫びだしました。

母は咄嗟に「あ、あんた誰っ!」と震えながらも叫びました。

するとその途端女は掻き消え、私も糸が切れたように布団にバタンと倒れ何もなかったように寝息を立て始めました。

母はその後泣きながら私を抱きしめ、朝まで眠る事ができませんでした。

朝、目を覚ました私に夜中泣いていたことを話したそうですが、キョトンとするばかりで何も覚えていなかったそうです。

母は後日大家さんにも話してみたそうですが、人死にもないのに何故そんな…と首を傾げるばかりで…。

それからしばらくして引っ越したので色々とわからずじまいです。

長々と乱文失礼しましたm(__)m

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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