かごめかごめ
籠の中の鳥は いついつ出やる
夜明けの晩に 鶴と亀が滑った
後ろの正面だあれ?
“かごめかごめ”という遊戯は元々神降ろしの儀式の一つで、輪の中心で屈むのは本来神の依代になる巫。その周りを数人で囲み、ぐるぐると回り謡う様はまさに神を呼び寄せる“神楽”そのもの。
夜明けの晩とは午前1時頃のことで、神事を行う時間帯。
類似で“地蔵あそび”というものがあるが、これも“かごめかごめ”と同じように一人を屈ませ、その周りを数人で囲む。
そして囲んだ者が「御乗りやれ地蔵様!」と繰り返し、中心の者に乗り移らせる。
神霊を人に降ろすことで、人々は人間の口から神の言葉を聞いていたと言える。
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話