短編2
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夏の思いで。

私はよく、人として何かが欠落してると言われます。きっと人を思いやる心なのだと思います。

私にとって人間は、同族嫌悪の対象でしかないのです。ただ私は、他の人間を客観視することが出来ます。

私の目には、欲にまみれた人間が蛆虫のように見えます。

蛆虫は駆除しなければいけませんね。

そう、私はたった今から欲にまみれた蛆虫を駆除するのです。

(7月19日の土曜日の夜、K県のA町で無差別殺傷事件が起こりました。死者八人、重傷者九人、とても悲惨な事件です。このような事件を一体誰が起こしたのか、まだ犯人は見つかっていません。)

こんなニュースが今、世間を騒がしてる。

こんなに大量の無差別殺傷が行われたにも関わらず、犯人が見つかってないからだ。

私の高校では悪霊がやったんじゃないかなんて、馬鹿な噂が広まっている。

ただ、このK県A町は私の通ってる高校に近いから、先生達はかなり警戒してるみたい。

まあオカルト好きな私としては、かなり興味がある事件の一つだ。できれば事件現場に行きたい、でも一人で行くのは心細いんだよな。

ある日、オカルト友達のYとNが私によってきた。

「ねぇ!来週から夏休みじゃん?来週のどこかで、K県A町の事件現場に行かない!?」

私は当たり前のように承諾した。

しかし、この後に起こることは、誰も想像していなかった。

入らないので一旦切ります。続きます。

怖い話投稿:ホラーテラー とり辺さん  

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