短編1
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中国 明朝末期

知っている人もいるかと思いますが、怖かったので・・・

明朝末期、戦乱と飢饉におおわれていた中国では人肉の売買ならびに屠殺が公然とおこなわれていました

一人の客人が飯店に昼飯を食べに立ち寄りました

ふと厨房を覗くとまな板の上に全裸の若い女が横たわっています。縄で縛られた女は血の気を失した顔でがたがたと震えていました

その様子をみて可哀想になった客人は、仕入れ値の倍を払うからと店主に告げ、この女を請け出しました。女は人妻ということでした

厨房にはいり、縄を解き、服を着せるのを手伝った客人の手が、うっかり女の乳房にあたりました。女はキッと客人を睨むとこう言いました

「あなたは私の命の恩人です。これからの一生を牛馬のごとくあなたに仕える決心でした。しかしたとえ奴隷になったとて、決してあなたの妻になることはありません。亡くした夫をさておいて、二夫にまみえることなど思いのほか。こうしてここまでたどり着いた私を、かように下賤に扱われるのならば、あなたの助けはいりません」

女は着けたばかりの服を脱ぐと、自分から再びまな板の上に横たわり目を閉じました

店主は首を振り、命あることばかりがすべての源と女の腿肉を削ぎはじめます

厨房には女の号泣がこだましました。客人の忸怩たる思いが消えることはありません

怖い話投稿:ホラーテラー みかんさん  

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