短編1
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帰りの電車にて

昨日電車から帰ってくる途中、混雑してて暑い中、早く家に着かないかなとゲンナリしてた。

途中で突然、

「ぎやああああー!ふざけるなああー!!」という絶叫。

声のした方を見ると、中年くらいの男の人が、あらぬ方向を見て肩でゼイゼイ息を切らしていた。

「ぐあー!いい加減にしろおー!」

誰かと喧嘩してるのかと思ったら、ノイローゼだか何だか知らないけど、一人で叫んでいるようだった。

かなり混んでいたのに、周りの乗客は彼のと微妙な距離ができていた。

途中の駅で人が乗り込む度に、新しく乗った人は驚いたように彼を見る。

叫んでいるだけで、他に何もしていないため、誰も鉄道警察や駅員は呼んでいないようだった。

それでも、車両中に響き渡る絶叫を連呼しているのは、異常な光景そのもの。

自分が最寄り駅で降りるまでの30分近く、彼が突然暴れ出して惨劇が起こるんじゃないかとヒヤヒヤしていたが、

彼は一人で訳のわからないことを叫ぶばかりで、結局何も起きなかった。

気が狂っていたのだろうか。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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