大学時代、ワンルームマンションに住んでいたときの話。
自分の身に起きた、ホラーというか気味の悪い出来事。
私の住んでいたマンションは大学からも駅からも結構近く、友人達と半ば溜まり場状態にしていた。
ある日、これから行くから…と、友人より携帯に電話が来た。
向こうはまだ駅から降りた所らしいので、私はちょっとトイレに行った。
トイレに入っていると、
「ねー、居るの?」と友人の声。
どうやら来たようだ。
「スマン、ちょっとトイレ入ってるから、上がって待ってて」
「わかった。じゃあ待ってるね」
数分後、トイレから出た。
「ごめん、待たせちゃって…あれ?」
部屋には誰も居なかった。
それどころか、玄関の鍵も閉まっていた。
考えてみると、ここはオートロックだし、友人は鍵も持っていない。
途方に暮れていると、マンション正面玄関のインターホンが鳴った。
「今着いたよ。友人の○○も一緒に来たけどいいかな?」
「え?…あぁ、今開けるね」
今度は部屋まで友人が2人来たが、先ほどの事を話しても、
「おいおい何言ってんだ?今来たじゃんうちら」と
笑ってまともに取り合ってくれなかった。
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話