短編2
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あたしが高校1年の夏の出来事....

あたしは夏休み部活の遠征である高校を訪れていた。

練習が終れば外は真っ暗。その高校の体育館は山の上にあったので帰り道が本当に怖かった。

宿泊所も古臭くクーラーなんかはもちろんついていなかった。

-夜-

クーラーがついていないので窓を全開にして寝た。

あたしは窓を全開にするのに抵抗があった。『絶対入って来る』そう思いながらもあまりの暑さに窓を全開にしたまま寝た。

案の定その夜は最悪だった。

友達の足元に誰かが立って居るし、隣に部屋なんかないのに笑い声は聞こえてくるし...とにかく夜はちゃんと寝られなかった。

次の日も遅くまで練習をしたのでもちろん外は真っ暗。

帰り道真っ暗な道を友達と喋りながら歩いていた。

真っ暗で灯りなんかないのに....

木の陰から女の人がこっちをみている。それもあたしを見ている。友達はもちろん気づかない....

あたしは『これはやばい』そう思い目を逸らそうとした瞬間女の人はニヤっと笑って消えた。

あたしはどうしていいのか分からなくなったけど友達に言ってもビビるし忘れようとした。

食事を終えて宿泊所でする事がなかったのでみんなで写メを撮ることにした。

へんなポーズをしたりへんな事したりさせたり....とにかく楽しかった。

あたしがぽけ〜っとしている時に友達がなにげなくパシャっとあたしを撮った。『やられたぁ!』って思いながらもその写メを見ないでほっておいた。

遠征が終わって地元に帰って来た日に友達が「この前の写メ見ようよ〜」って言って来たのでいろんな写メを見てみんなで笑った。

そんであたしが友達に撮られたなにげない写メを見た瞬間あたしは固まった。あたしの後ろは網戸。あたしたちの部屋は2階。

網戸の後ろで女の人があたしを見てニヤっと笑っていた。

映ってはいけないなにかが映っていた。

みんなそれに気づいて固まった。

その写メはちょっとやばいってなって後日消しました。

いったいあの女の人は誰なんだろう?

今思い出しただけで背筋が凍ります。

長いお話読んでくれてありがとうございました。

怖い話投稿:ホラーテラー ☆さん  

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