短編2
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赤いワンピースの少女

私は3回同じ少女に助けられました。

まず、最初は小学校一年生のとき。

砂利道で自転車に乗っていて砂利にタイヤがとられてこけてしまい、そこに軽トラックが突っ込んで来ました。

運転手は気付いておらずこのままではぶつかると思った瞬間、何かに自転車ごと引きずられて間一髪助かりました。

引きずられた方を振り替えると真っ赤なワンピースを着た少女が「大丈夫?」と声をかけてきました。

答える間もなく運転手が慌てて降りてきて気が付くと少女はいませんでした。

2回目は小学校四年生のとき。

私はバス停で歩道の縁石から足を半分出しバランスをとって遊んでいました。

すると足を滑らし道に転んでしまいそうになり、その時既にバスがバス停に進入してきていました。

周りの人間が叫んでいるのがわかります。

と、その時ランドセルが引っ張られ体で後ろに投げ出されそうになりながらチラッと後ろを振り向くと赤いワンピースの肩口が見えました。

周りの人間が駆け寄ってきて各々が大丈夫か?など声をかけてきましたが、少女はいませんでした。

最後は小学校五年生のとき。

私が自宅の二階の窓から半分ほど身を乗り出して何気なく下を覗き込んでいるときのことでした。

私は誰かに髪の毛を引っ張られ結構な量が抜け落ちました。

痛さで振り向くとそこにはあの赤いワンピースを着た少女が居ました。

少女は一言「そんなことしたら危ないよ」と言い消えてしまいました。

当時の私は友達が一人も居なく寂しい思いをよくしていましたが、最後に助けてもらった日から友達ができ寂しい思いをすることはなくなりました。

以来私は少女を見なくなりました。

あの少女は私自信が作り出した幻影だったのかもしれません。

しかし、髪が抜け落ちたこと、助けてもらったことは事実です。

あの少女はなんだったんでしょうか…

怖い話投稿:ホラーテラー ロックさん  

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