短編1
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憑いていたものは

俺はよく夜な夜なネットで怖い話をよく読む。

そんな中で起こった話。

一月ほど前から肩凝りが気になりだした。

最初は気にもとめていなかったがこうも続くと調子が悪い。

お風呂にゆっくり浸かってみたりサ〇ンパスを貼ったりしたが良くなることはなかった。

程なく俺は霊的なものが原因かと考え始めた。

というのも、よくある呪い系の怖い話を一月前に読んでいたのだ。

極みつけに、つい最近友達とカラオケに行った時に撮った写真だ。

その写真には俺の右肩辺りに大きな口を開けた、真っ赤というよりは朱色の女性(?)が写っていた。

これはやばいな、と思いながら騒ぎ立てる友達と一緒に地元ではけっこう大きなお寺を尋ねてみた。

お祓いは思っていたより簡単に終わった。

その後坊さんが俺に憑いていたモノについて話してくれた。

どうやら俺に憑いていたモノは俺自身が造りあげてしまった産物だと言う。

怖い話を読んで、後ろに何かいるかもしれない!!とか、嫌な事が起き、これは霊の仕業だ!!っていう感情が徐々に積み重なって生まれたものらしい。

今は何ともないが時々思いだしてはゾッとする。

ほら、あなたの後ろにも自分自身で造り出したものがいませんか?

怖い話投稿:ホラーテラー まーくんさん  

Concrete
コメント怖い
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まぁ普通はお祓いって言うと神社ですね。
ただ「地方によってはお寺でもお祓い的な事をしてくれる所もある」みたいな話をどっかで読んだ気がします。

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