短編2
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引っ越しまで

先日、引っ越し先を探すためにA(幽霊探知機)と不動産屋に行った

幾つかの物件を紹介される中、俺の目を引くものが1つだけあった

築8年1LDKで四万

現在空きがあり、すぐにでも見に行けるとのことだ

俺はこの物件を見に行くことに決めた

車を走らせること20分

目的のアパートへ着いた。外観も中々いい感じだ

俺とAは早速部屋の中を見せてもらう

間取りはLDKが9畳、洋室が6畳。収納スペースも充実している。職場が少し遠くなることを差し引いてもかなりいい感じ

俺の中ではもうここで決まっていた

俺「なぁA、ここぶちええ感じじゃね?」

俺はAに確認をとる

A「まぁ確かに部屋はええんじゃけど……すいませんちょっと聞いてええっすか?」

不動産屋(以下※)「はい大丈夫ですよ」

A「ここって事故物件ってやつ?」

※「いやいや違いますよ」

A「ここって空き部屋になってどのくらい?」

※「え~3ヶ月ほどです」

A「前に住んでた人って女の子?どのくらい住んでました?」

※「……えっとそういうのはちょっと」

A「ふーん」

しばしの沈黙

俺「……俺ここがええなぁ」

A「まぁそんな焦って決めんでも他にも見てみようや」

そう言ったAの目はマジだった

結局他の物件も条件が合わなかった為、その日は決めることが出来なかった

帰り道

俺「最初のとこダメか?」

A「ダメじゃ。部屋の角に女の子がおった。もの凄い目付きで睨んでたぞ」

俺「なんだよ世の中幽霊付き物件ばっかりか!?」

A「知らんし。お前の運が悪いだけじゃろ」

俺「……」

そのあと晩飯を食いAと別れた

霊の見える友人Priceless

その日の晩飯代5830円

あと何回晩飯を奢ればいいのか……

怖い話投稿:ホラーテラー Mさん  

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