短編2
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そこに居たのは…?

小学校時代の出来事です。

夕方の五時半ごろ、私は学校の廊下にいました。

夏至からそれほど日はたっておらず、まだ明るい廊下を職員室に向けて歩いていたときです。

「ドタドタドタ・・・」

後でバタバタと足音が聞こえました。後を振り向くと誰もいません。

おそらくどこかの教室に入ったんだろうなあと軽く考えて再び職員室へと足を向けました。

「・・・・・!」

わたしは異常に気がつきました。

まず、この時間は生徒は一人も学校にいるはずはないのです。

4時までには、学校からでなければなりません。

先生かとも思いましたが、先生方が私の後ろにある教室に入るためには

私の前から来て入ることしかないのです。

つまり私とすれ違わないといけないのです。

怖いもの見たさでしょうか。

いや、私はほっとしたいために物音のしたうしろをじっと見たままでした。

2分ほどじっと見ていましたが、それ以降何の物音もしません。

急いで先生が私と逆の方向から教室に入ったとしても、

まったく物音が聞こえないというのはありえないのです。

急いでいるならもっとバタバタと音がするはずです。

いえ、それよりも私が固まってしまったのは、「ドタバタバタ・・・」

という足音が確実に2人以上のものだったということです。

うしろにある教室をひとつひとつ調べていこうか・・・

と考えましたが、臆病な私は聞かなかったことにして職員室へと向かいました。

怖い話投稿:ホラーテラー 今は社会人さん  

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