短編2
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ひとりで喋る女の人

あたし的に怖かったというか不気味だったので投稿します。

話はつい最近のことです。

朝、友達Tと遊びにいくために電車に乗って少し遠くまでいきました。

でもTはあたしより一本早い電車に乗ったらしいです

それから遊んで帰るとき二人で電車に乗りました。

Tが座るより立っている方が好きなのでたっていました。

少しするとTは黙りこみ目線もあたしではなく座席の方をずっとみてました。

あたしが「どうしたん?」と聞いたらTは「あの端に座っとる人朝もおった…」と言ってきました

その人は40代ぐらいの髪の長い女性でした

ここだけ聞くと、別に珍しいことでもないし電車の時間がたまたま一緒だっただけじゃないか、と思いました。

でも、Tはただあの人が朝も一緒だったということを言いたいだけじゃない気がして

「それがどうしたんよー」と聞きました。

すると「あの人…朝、隣に座っとってブツブツ独り言言ってた」と答えました

「そんな人ならたまにおるし」とか言い返したらTは「なんかひとりで笑ったり、誰かと喧嘩してるみたいな話し(会話?)とかしてた…」って言うんです。

それを聞いて女の人の口元をみてみると口が動いているのがわかりました。

それもなにかを食べてるような口の動きかたではなく喋っている口の動きかたでした。

その後カップルが女の人の横に並んで座りました

女の人側に座っていたのが彼女の方で数分後に彼女も気味が悪いと思ったのか女の人の方から少し離れ彼氏と手相の話をしているようでした

女の人はそのカップルをじーっとみた後自分の手を見ていました。

まぁ、カップルの話が聞こえて自分の手相が気になるのは当たり前かもしれません。

しかし女の人は自分の目の前に誰かがいるかのように手をだしなにか喋っていました

なにを喋っていたかは聞こえませんでしたが、カップルの顔が強張っていたので多分、普通ではなかったと思います。

次の駅でTが降りるぐらいのところまできたので、ドアの近く(女の人の近く)に移動しました

そのときにTがいっていたように笑いはじめたんです

それも思い出し笑いとか微笑んだなどではなく友達と話していて笑う、というような笑い方でした

Tが「あの人、魂が抜けていくとかもうすぐ死ぬとか呟いとった…」と言っていました

それからすぐTは駅で降りてしまい、Tが降りた駅の次の駅であたしは降りました

なにも無かったのですがあの女の人が今どうなっているのか気になってしまいます

全然怖くない&分かりにくい話でしたが最後まで読んでくれてありがとうございました。

怖い話投稿:ホラーテラー あやかさん  

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