短編2
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花火大会

高校時代、友達五人で電車に乗って花火大会に行くことになった。

結構大きな花火大会なんで場所取り係二人は昼出発。

で、俺と友人の一人が場所取り係になった。

駅に着くと、すでに友人は来ていて、なにやら楽しそうに隣の人と話している。

人見知り激しいやつなのに珍しいと思いながら俺は友人に声をかけた。

友人はその人を俺を紹介してくれた。

友人の話では友人が駅に来る途中でその人と知り合い、意気投合したらしい。

友人はその人も花火大会に連れて行く気満々だったけど、俺は猛反対した。

友人「いいやん。別に連れてっても」

俺「絶対許さん。そいつ連れてくんなら二人で行けば?」

友人は困っていた。

花火大会に行く五人は別々の高校に通っていて、みんなが集まるのは久しぶりのことだった。

いい加減周りの視線が痛いし、荷物も多かったので、俺は友人とその人を置いてさっさと改札を抜けてプラットホームへと向かった。

少しして電車が来て、友人が一人で俺を追いかけてきて電車に飛び乗った。

友人「仕方ないけどさっきの人に謝って別れてきた。何で今日そんな冷たいん?」

俺「死んでるもんと仲良くしてどうするん?」

友人はシカトされるのが嫌いだって知ってたから、わざと冷たくしたり置いてきぼりにしたりして、

こっちに来るようにしたけど、もし友人が『その人』の方取ってたら友人はどうなってたんだろうか?

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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