短編2
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占い

広島県の○○島。

そこにものすごい占い師がいる。

占いと看板を出してないので知っている人に詳しく聞かないと辿り着けない。

平屋が何軒も続く中のひとつに老夫婦で住んでいる。占いはただの趣味に近い感じで昼寝の時間帯や食事の時間帯は見てくれない。

というか気がむいた時しか見てくれないというほうが正しい。

占いをしてくれるのはかなりご高齢のおじいさん。

名前と生年月日を言えば家族、仕事、過去、未来…なんでも質問すれば答えてくれる。

時間に制限はなくおじいさんの気分次第。

私はここで2回占ってもらった。

3回目私は友人を連れて行った。

友人は警察官。

タイミング良くすぐみてくれた。

「名前と生年月日を書いて下さい」

友人は名前と生年月日を書きおじいさんの顔を見て

待った。

「何が聞きたいですか?おまわりさん?」

友人の顔がひきつった。

疑心暗鬼だった友人は動揺していた。

それからおじいさんは何もかも見えるかのように質問に答え友人の過去、現在を言い当てた。

おじいさんによれば未来はあることを除けば多額のお金が入り裕福な暮らしが出来るそうで息子の1人は父親と同じ仕事につくらしい。

私は『あること』が気になった。

友人も当然気になりおじいさんに質問した。

「あることを除けばのあることとは何ですか?」

おじいさんはしばらく黙り目をつむっていた。

やがて口を開きこう言った。

奥さんには2人の男性が見える。

1人はあんた。

もう1人は…連れて行かれないよう気をつけよ。

…それはどういう意味ですか?友人は質問した。

…もう1人は生きたものではないかもしれん。

おじいさんはそれきり話さなくなった。

それから8年。

友人の奥さんは亡くなった。

スーパーでの買い物帰り遮断機がおり電車が通過するのを自転車で待っていた。

目撃者の証言によれば

自転車を止めフラフラしながら遮断機の近くに歩いていったと思った途端遮断機をくぐりはねられたそうだ。

なにかにとりつかれたように線路に入っていったとか…

遺書はなかった。

多額のお金は保険金が入るということだったのだろうか。

息子の1人は来年試験を受けるらしい。

警察官の。

怖い話投稿:ホラーテラー うさびっちさん  

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