短編2
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夏はやっぱり…

夏はやっぱり『揖保の糸』

ではなくて、肝試しですよね。

僕は会社の後輩とその彼女とその友達

男2人、女2人の計4人で地元にある心霊スポットのU別○鉱に出かけた。

しかも冬に…(笑)

後輩は何度も行ってるらしく自称達人だった。

ちなみに後輩は霊感なし。

でも実際に車の窓とか閉まんなくなった事とかあるみたい…。

そうゆう話を聞いてたので正直ビビってた。

いざ出発したら、女の子2人も乗ってる訳で逆に楽しい道中になった。

目的の場所に着いた瞬間ものすごい霧と車の中なのに寒気がした。

ちなみに僕はほとんど霊感なし。

「一番奥の立ち入り禁止場所まで行きますよ」

自称達人の後輩に命令され恐る恐る前進。

立ち入り禁止場所を目前に僕は正直吐きそうだった。

ただ怖すぎて体が異常起こしてただけかも知れない。

すると後ろの二人が

「今ならまだ間に合いますよ」

なんて言うから余裕でUターン

行きと違い帰りは相当トバしてた。

心霊区域から抜け出した所で停車し後ろの二人になんであんな事言ったのか聞くと

「あーゆー場所で言ったら付いてくるって聞いたんで…」

ん?

「あぁ、車の上におじさん乗ってましたよ」

って言われて冗談交じりで「振り落とすか」なんて言ったけどもう泣きそうだった。

その後は何の異常もなく普通にみんなを送り届けた。

実家(マンション)の駐車場にバックで決める時

ルームミラー越しには一人おじさんが乗ってた。

今まで感じたことのない恐怖感で一気に鳥肌が立った。

すぐさま帰宅しようと駐車を途中でやめ玄関までダッシュした。

僕の実家(マンション)はエレベーターがあり

僕の家は5階の一番奥。

エレベーターが下に降りてくると

手すりに真っ赤なコートがかかってて半泣き。

ドアが開いて鏡に映ったのは僕とおじさん。

この時点でギャン泣き。

同じマンションに住んでる中学の同級生(女)に電話。

時刻は2時30分くらい

ワンコール目で出てくれた。

事情を説明したら降りてきてくれた。マジ神。

その時には赤いコートはなくて

聞いたら「知らない」って回答に改めてビビった。

一人で寝るのがこんなに怖いのかと思い、

同級生の女と一緒に寝た。

訳もなく、実家の親父の隣で寝ました。

心霊関係は第三者的目線が一番だなぁ

以上。僕の怖いけど怖く説明できない話でした。

怖い話投稿:ホラーテラー ヘルメットとかさん  

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