中編4
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記憶の破片

これは私が、ある島に住んでいる祖父のもとへ

3泊4日で泊まりに行った時の話です。

作文とか書くの苦手で、文章が分かりずらいかも知れませんがご了承を。

私達は夏休みを利用して

家族で、島に住んでいる祖父の所に泊まりに行ったんです。

祖父は父方の親で、祖母が父が生まれてすぐに死んでしまったため

男でひとつ、この島で父を育ててきたそうです。

頼りになる人で、島のこともよく知っていて、泊まりにくるといつも、島の中の面白い場所につれて行ってくれました。

初日、私達は祖父の家でバーベキュー、花火をしたりして過ごし、ぐっすりと寝ました。

祖父の家は昔から、なんか和むというか落ち着くというか・・・

安心するんです。

次の日、私は祖父につれられて、島の中をレンタル自転車で探検しました。

結構なんども来ている島なので多少は島の地理は知っています。

祖父の家から、そう遠くない所に山の中に続く坂があるんですが

その坂がまたきつい坂で、頂上まで登るのが一苦労なんです 笑

まぁ、汗だくになって頂上まで登りきり、達成記念に写真を一枚撮りました。

頂上は少し広い公園?みたいな所で、そこで少し自由行動になったんです。

ジャングルジムのようなものや滑り台、ブランコなど(全て木造、滑り台の滑るとこ以外)があって

結構楽しいところだったんです。

ふと私は、私達が登ってきた道とは違う道があることに気付きました。

「何だろう?」

まだ行った事の無い道、

好奇心が強かった私は、祖父の目を盗んで(弟もいたので弟の目も)その道に入りました。

そもそも、これが間違いでした。

少し進むと、何か石のような物がありました。

へんな、読めない字がいっぱい書かれていました。

妙に黒々しい色をしていました。

とても古い石だったようで、周りにコケやヒビがたくさんありました。

また少し進んだ所にも、同じような石がありました。

びっしりと書かれた字・・・

先に進むごとに

それが段々多くなっていることが分かりました。

最終的に行き着いたのは、水の入ったコップ?や、サビ付いた何かの塊。

同じくサビ付いた何かの破片・・・のような物

(よく思い出せなくてすいません)

とにかく、そういう場所にたどり着いたんです。

道はそこで終わっていました。

何か、神聖な場所だと薄々分かりました。

周りには無数のあの石があります。

私は足元に落ちていた破片のような物を拾い上げてみたんです。

涙が落ちました。

記憶の中に何かが入り込んでくる・・・

そんな感覚なんです。

音が聞こえました「ガガガガガ」という音。

声が聞こえました、誰かの泣き声・・・

悲鳴、爆発するような激しい音。

そして何故か、私は怖いというより悲しい気持ちになったのを覚えています。

破片を話すと、すっと、記憶から別の物が抜け落ちるような気がしました。

急いで戻ろう。

私はそう思い、祖父のいる公園へ走りました。

公園に着くまでに色んな所から視線を感じました。

祖父のもとに付くと、

まず最初に殴られました。

いつもは優しい祖父ですがその時はとても怒っていました。(無理も無いですが)

祖父「今までどこ行ってたんだ!」

私「変な石がいっぱいあるとこ」

祖父「何!?あそこに行ってたのか!?」

祖父は驚いていました。

祖父「大丈夫だったか?」

私「うん、大丈夫・・・」

祖父「そうか、よかった」

祖父はそういうと私と弟をつれて家に帰りました。

帰る途中、祖父はこんな話をしてくれました。

「昔なぁ、この島から大勢の人が戦争に出かけて行ったんだよ。

みんな泣いた・・・

誰一人として帰ってこなかった。

残された家族に残ったのは、その戦争に行った人たちが持って行った銃や兵隊服だけ、

持っていても悲しくなるだけだから、みんな森に置いて行ったんだ。

戦争なんてもんはこの世には要らん。

悲しいだけじゃ、

戦争なんて・・・」

祖父の目から涙が流れていた。

私も泣いていた。

後から父に聞いた話なのですが、

祖父の父親は戦争に行って戦死したんだそうです。

私はそれを聞いてまた悲しくなり、その後、祖父の背中に悲しい過去がのしかかっているのを感じました。

長文でスイマセン。

ここまで、聞いていただき

ありがとうございました。

あの聞こえた音や声は戦争の音・・・

泣き声が今でも耳に残っています。

あの石は墓石だったのでしょうか。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名ネギさん  

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