短編2
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冬の快感

自分で言うのもなんだが、俺はイケメンだ。

顔が整っているだけじゃない、スタイルもいいし、身長も高いし

全く神様は不公平だ。

女の子からの告白なんて日常茶飯事。

この前なんて男からも告白された

そいつも俺ほどじゃないがキレイな顔をしているし、肌もなめらか…

もったいない。

とにかく、モテもここまでくると困ったものだ

クリスマスの時の話だが、友人宅でパーティーがあり、

両親不在で、家を占領できるというので男女数人が集まった。

女の子とのデートの約束があったが、遠出する気分がなくなったためドタキャン。

このパーティーに参加してやることにした。

馬鹿騒ぎは夜中まで続き、ハデに呑んでいたが、俺は疲れてきたんでコタツのある小部屋で一人でウトウトしていた。

からだが温まり、本格的に眠くなってきたところで、誰かが部屋に入ってきた。

眠かったので顔をあげずに「誰だ?」と聞くと、由奈だった。

こいつも俺に気があり、恐らくチャンスだと思ったんだろう。

酒にも強いし、派手な格好をしているが、夢見がちな少女のような部分もある。

だが男は皆オオカミィ!!そんな夢ごとこいつもオモチャにしてやろうと思い、甘い声で話かけた。

由奈もコタツにはいり、二人で談笑していた。

しばらく話をしていると、由奈が足を絡めてきた。

普通の会話をしながら、こんな事をするなんて、こいつもなかなかのエロスだな…などと思いつつ、しばらく足での抱擁を楽しんだ。

そうしていると、由奈は足で股間をいじりだした。

「こいつ…酒のせいか?」なんて考えていたが、どうでもよくなった。

気持ちいい…快感だぁ…

由奈はなかなかのテクニックの持ち主だった。

…しかし、この俺ともあろうものがずっと女に主導権を握られているわけにはいかない。

由奈にも快感を与えてやろうと思い、足をのばした。

股間に到達し、意味がわからなくなった。

アレがついている…

俺たちのシンボルのアレがだ。

部屋には由奈と二人、のはず。…

俺は初めて起き上がった。

由奈はコタツの横に座っていた

机の向こうには俺に告白してきたホモがいた…そして赤い顔でこう言った。

「続きは後で……ね♪」

怖い話投稿:ホラーテラー ケインさん  

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