またもあの青白い影がポツンと座っている事に気づき視線を送るとやはりそこには何もないんです。
視線を前にむけて、意識だけをその影にむけると寂しげに座っているのは確認出来るんですが、顔まではわからない。
そんな霊をたびたび目撃していました。
何度もみて友達にもその話をしてて、仲間内ではいつの間にか話のネタになっていました。
「昨日はいた」とか「昨日はいなかった」などの話をしているうちに恐怖感はうすれ俺自身も日常の事のように思うようになりました。
ところがその日は状況が違いました。
いつものように小学校の前を通過すると鉄棒の上に青白い影が…
(おっ!今日もいるな………ん?)
その時気づいたのはいつも座っている影が立っていたんです。
立ってたとゆうのは鉄棒の上に立っていたわけじゃなく、腰のあたりに棒がくるかんじで宙に浮いていたんです。
さらにその隣に座っている青白い影がもう一つある事に気づきました。
形や大きさからして、親子みたいなかんじでそこにいたんです。
俺はなんとなく(これはヤバいかな)と思い、いつもより少し速めに自転車をこぐ事にしました。
ところがその鉄棒を越えたあたりから…
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話