短編1
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帰り道 さらに続き

急に自転車のペダルが重くなり前に進みづらくなりました。

いくら立ちこぎをしてもペダルは重く、まるでよく怖い話にでてくる後ろから引っ張る手を頭の中でイメージしてしまいました。

(後ろは絶対見ない!)

鳥肌と耳鳴りがすごくて頭の中はパニックでがむしゃらにペダルをこぐことに専念しました。

そして小学校の横を抜けて(ここまで来ればなんとか…)と思いつつ街灯の灯りが前方に見えてきました。

暗闇の中に今までいたので灯りが見えただけで少し安心していました。

(よかった〜助かった〜。もう二度とあんな道は通らない!)

そんな事を考えながら街灯の下を通りかかった時ある事に気づきました。

(自転車のペダルはさっきよりは軽くなったけどまだ少し重いな〜)

街灯の下を通過して自分の影が地面にのびていくにつれて異変に気づきました。

俺の肩の上にもう一つ子供くらいの大きさの頭の影があったんです。

自転車全体の影が地面に写しだされ、髪は長髪で少しぼさぼさな少女のシルエットがしっかり自転車の荷台に乗っていたんです。

どうやら自転車が引っ張って止まらなかったんで、後ろに乗り込んだようなんです…

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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