中編4
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寄ってくる

ある夕方も暮れに差し掛かった中学校のとある教室に、二人の少女がまだ居残ってた。仮に名前をAとBにしよう。

中学2年生で、バレー部だった二人は、外がもうそろそろ暗くなってきたから帰宅することにした。

下校の途中で、Bが荷物を教室に忘れていたことに気づく。

「A!ごめん…一緒に取りに言ってくれない?」

とAを誘ったのだが、日はすでに沈んでいたため、Aは嫌がった。

それでもBがしつこいため、嫌々学校に戻っていった。

学校についた頃は、辺りはすでに真っ暗だった…。

教室にたどり着き、荷物も手にしたところで、さあ帰ろうとなったときにBがAに提案した。

「そうだ、なんか凄く怖い雰囲気だし、怖い話しない!?」

Aはさすがに嫌だと即答したが、なぜかBがロウソクなども準備して、火を灯して座り始めて語りだしたため、しぶしぶと仕方なくホラー対談に付きあった。

しばらく二人で怖い話をしあって、鳥肌が立ちまくり。

でも二人とも笑っていたので、まあまあ楽しめたらしい。

その時、廊下からズカズカ集団で歩いてくる音がした…。

しかもその集団は、自分達のいる教室へと向かってくる。

「何!?何?」

とBは立ち上がった。Aもビクビクしていた。

とうとう集団の足音が教室のまえでとまり、ガラっと勢いよく扉は開いた。

「あ!二人ともなんでまだここにいるの?」

そこにいたのは、10人のバレー部員の仲間たちだった。

AとBはホっとした。

「な~んだ、みんなだったんだ!」

今頃帰ってきたの?とB。実はバレー部で、合宿に行っていたのだったが、AとBは風邪をひいていたためその合宿にいけなかったという。そのほかのメンバー達が帰ってきてたのだ。

「ちょwというか二人ともなにやってるの?」

と部員たち。

ホラー話をしていることを伝えると、部員たちも楽しそうだからとのことで話に加わった。人数も増えたため、恐怖も激減するだろう。AとBは安心しきっていた。

しばらくたってからだった。

「私も仲間に入れて」

と呼びかける声がした。

みんなで振り向くと、教室の隅っこに見知らぬ女の子が立って、仲間に入れてもらいたそうにこっちを見ている。

しかしいつの間にそこにいたのだろうか。ドアは閉まっていたのだが、開いた音さえみんなには聞こえてなかった。

みんなちょっと不思議に思ったが、

「あなた、誰なの?」

とみんなで聞いてみた。

「私、転校生なの。明日からこのクラスに入ることになってて…」

ということで、みんな納得。

その13人目の女の子を話に加えることにした。

そしてまた、しばらく経ったころだった。

部員の一人が、

「ねえねえ、怖い話してると幽霊が寄ってくるって聞いたことがあるんだけど…」

と言い出したため、みんなどうしよう、どうしようと一斉に怖がった。で、もう怖いから帰ろう、帰ろうということに話は進んだ。

しかしここでBが、

「【とっておきの恐ろしい話】があるんだ!最後に話させて^^」

とみんなに言った。

まあ最後なら、ということで、しかもとっておきということで、みんなはBの話を聞き始めた。

「あのね、この学校で、自殺した女の子がいるっていう噂があるじゃん。でも先生達、誰が、どこで自殺したとか、まったく教えてくれないじゃん。」

みんな、うんうん頷く。

「あのね…どこで自殺したかっていうとね…」

「ここよ」

とうえから声がした。

みんなゆっくり上を向いてみると、そこには恐ろしい顔をした首吊り死体が揺れていた。よくみると、

その子はさっき参加した13番目の女の子だった…。

「ギャァァァアァァアァアアアア!!!」」

みんなは一目散に教室を抜け出し、階段を駆け下り、後ろを振り返らずにそれぞれの家へと走っていった。

たまたま、AとBは近所だったため、一緒に走っていった。

Bが先に家につき、Aは一人で泣きながら走っていく…。

そして、家につき、出迎えてくれた母に、帰りが遅くなったことを叱られながらも、親の顔を見ていっきにAは安心して、ホッとした。

夕食の準備もして、Aは家族とテーブルについた。

いざ食べようとしたところで、電話が鳴って、母がでた。

「ねぇA?Bちゃんから電話よ。急いでるみたい」

Aはなんだろう…と思いながらも、電話にでた。

Bはヒステリックになっていた。

「ねえA!?テレビ見た?ニュース見た?今すぐ見て!」

とB。Aはテレビを付け、ニュースを見た。ナレーターが緑の茂った山場の映像のニュースについて解説していた…。

「本日、お昼の12時半、山でバスが転落し、乗客12名の死者をだしました。乗客は、運転手1名、教師1名、中学生10名………」

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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