お見苦しいかもしれませんが、ご了承ください。
これは、僕が百貨店に入社仕立ての頃でした。
まだ、仕事は初めてでしたが先輩方のありがたい見守りで、緊張がほぐれました。
でも、その中で一人厄介な人物が。
その人の名前は「勇人」という人で、過去に親が離婚し、姉が自殺という悲しい過去を患っていました。
そのせいか、他人を嫌うようになり、いじめるようになっているそうです。
僕は社内いじめに遭いたくなかったのですが、何とか彼を慰めてあげました。
でも、彼には通用しませんでした。
でも、翌日彼から壮絶ないじめが僕にきました。
僕のロッカーにゴミ袋を放置したり、いたずら書きしたり、さらには僕に暴力も...。
チーフは「彼が暴力をふるうのは初めてだ」っと言ってました。
あまり彼には、おせっかいだったのでしょうか。
でも数日後、一枚の紙がおいてました。
中には、「ねえ...どうして...」っと書かれていました。
ゴミ箱に捨てましたが、また、あの紙が...
でも、久しぶりの休日、僕が寝ていた時 向こうから妙な物音が..見ても何もなかったのですが、すると、あの紙が僕の方に自力で動いているのです。
恐怖のあまり金縛りが... すると、目の前に勇人君が「ねえ...どうして...」っと言ってその後「生きてるんだよ」っと言ったのです。
その時、「紙を破れ」っと声が聞こえて、明らかにその声は勇人君の声。
「俺はいいから早く破れ」っと僕に勇人君の声が訴えているのです。
僕はとっさに紙を取って破りました。
すると、目の前の勇人君が消えていきました。
後で聞いたのですが、 ちょうどその頃に勇人君は発作を起こし、一時間足らずで亡くなったそうです。
そして、あの紙はよく見るとお札でした。
たぶん、僕の考えですが勇人君には、僕が父親に見えて怒り出したかったと思います。
あの札も、勇人君が札に心を奪われたんだと思います。
でも、僕はあの時以来、勇人君のお墓にちょくちょくお墓参りをしています。
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話