中編3
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深夜の足音

お久しぶりです 怪奇現象君です。

深夜3時になると 必ず足音か聞こえます。

私は飲食店に勤めている人が隣に住んでいるのだと 思い..あまり気にしていませんでした。

最近 猛暑で寝苦しい日が続いているため..

その日は深夜に目が覚めた

すると....

「コツコツコツコツ」

足跡が聞こえてきます。

「もう深夜3時か..遅くまでご苦労様!」

っと心の中で言いました。

コツコツコツコツ..

コツコツコツコツ..

コツコツコツコツ......

「ん?長い! エレベータから 隣の部屋までそんなに距離はないのに 」

おかしいと思いながら 寝返りをしました。

コツコツコツコツ..

ゴツコツコツコツ..

ゴツゴツゴツゴツ...

「凄い足音やな 怒ってるの?」っと思った時

ゴンゴンゴンゴン!

私は飛び起きました。

部屋の壁が揺れるぐらいの足音がします..

ドンドンドンドン!

これは足音じゃない。足音でマンションの部屋の壁が揺れるはずがない!

携帯を持ち 部屋を出ようと リビングを通った時..

それが目に入りました!

リビングで首を釣っている女の足が 壁にぶつかっているんです。

ブラ- ブラー揺れながら..

女の足が壁に

ドンドンドンドン!

首を釣っている女の顔は 口から異様に長い舌をだして 目は見開いています。

幼い時から 数々の浮遊霊 悪霊を見てきた。 怪奇現象君の私は 一目見て 「ヤバイ怨霊や」っと思いました!

すると..

「リコリンタン リコ リンリンタン!」

木村カОラの着信音が このヤバイ状況に 鳴り響く。トッサに通話にしたが...時既に遅く!

怨霊は 見開いた目で 私を見ていました。

「ブチ」

縄が切れて 女がうつ伏せに なっている

既に金縛りになって いた私は 「久しぶりに無抵抗な状態で金縛りになったな」っと思い終る前に..

女は立ち上がり 何かを言いながら

右手でおいで おいで..手招きをしている。

意思とは無関係に体が 動きだし

一歩 一歩

女に近づいていく

怨霊の口元は醜くゆがみ ゆっくり ゆっくり

おいで..

おいで....

私は「あかん」っと思った時..

通話中の携帯から

「如来滅後 々後百歳始 観心本尊抄に曰く 今本時の娑婆世界は三災を離れ 四劫を出たる 常住の浄土なり ..塔中の妙法蓮華經の左右には釈迦牟尼仏..上行等の四菩薩は文数 弥勒等は四菩薩の眷属として.........」

経文が聞こえてきました!

「ギャァァァァァ」怨念は苦しみながら消えていった。

金縛りがとけて 携帯に耳をあてると..

「よ-アキラ! 胸騒ぎがして電話したら

女の声で 一緒にいこう!一緒に死のうよ って言ってるから... 最初は彼女かなって思ったけど 邪気を感じたから 経文となえたけど よかったかぁ?」

幼なじみの坊主からだ..

私は「 あぁ よかったよ!助かった。」て言ってから腰が抜けた..

坊主は「そっかぁ。そっかぁ。 最近 彼女と別れたって 聞いたから 生きてる女に興味がなくなったのかと思ったわ!

ガハハハハハ。」

私は「うるさい!..」

朝まで話しました。

後から思い出したんですが 今日は8月16日お盆...

六年前に親父が首釣り自殺した部屋に 同じ首釣り自殺した女の怨霊が...

私の部屋は めずらしく部屋の真ん中に鬼門がとおっていて 霊道がある...

鬼門封じを最近していない。

翌朝 幼なじみの坊主が来て封じてくれた。

怨霊じゃなく 親父にでてきて欲しかった...

ありきたりな話に付き合ってくれて ありがとうございました。

怖い話投稿:ホラーテラー 怪奇現象君さん  

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