短編2
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軽トラ

久々に怖い体験をしたので投稿します。

会社までは自転車で行っており、片道およそ20分ほどの道のりでひと山こえた所に会社があるんだけど

なかなかの田舎で8時頃にいつも帰宅するんだけど、その頃には車の通りもほぼ皆無。

それで、仕事が終わっていつものように山道をせっせと登っていると山頂付近の路肩に軽トラが止まっていた。

(こんな何もない場所で駐車して山にでも入ったのか?)

と思いながら横を通りすぎる時に見てしまった…

体が黒く目だけがやたらギョロっとした(たぶん)男が助手席に座ってた。

思いっきり目が合い俺は一瞬口が半開きだったと思う。その後猛ダッシュで坂を下って何とか家まで帰った。

恐らくこの世のモノでは無かった。ご飯も食べる気が無く、すぐ寝ようと思ったがあの目が脳裏に焼き付いて寝つけなかった。

しかしまあ気が付くと朝で時計を見ると遅刻ギリギリな時刻。

急いで支度を済ませていると、やあおはよう久しぶりだね…と親戚のおじさんが来ていた。

時間が差し迫っていたので簡単に挨拶をして支度を終えた。

気になったのがおじさんのやつれ具合。以前はふっくらしてたのに病的に痩せていた。

(病気かな…)と思いつつ家を出ると軽トラがあった。恐らくおじさんの車だろうがドッキリにあったようにドキッとした。

こういう時って人間って咄嗟に見てはいけないものを見てしまうんだね。

助手席に目が行った

勿論いたよ昨夜のアイツが。朝の光を浴びながらも目以外真っ黒。いや、口だけはニッとしてたっぽい。

直ぐ様視線を戻し自転車を爆走させ会社へ向かった。仕事がまったく手につかなかったよ。

で、帰って今現在に至る訳だけど。

おじさんは帰っていた。風邪だとは思うが1ヶ月以上治らなかったらしい。

俺は(アイツに憑かれてるからかな)と思ったが親には言わなかった。

今までもたまに幽霊っぽいのを見てきたけど、あそこまでハッキリ見えたのは始めてだ。

で、さっき視線を感じるので振り返ったら窓の外にあの目があった。

どうしよう

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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