短編2
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勉強合宿

俺が高校生の頃の話。

俺の高校は頭はあまり良くないが、一応進学校なので三年生になると山の宿泊施設に一週間の間泊まりきりで勉強する勉強合宿があった。

俺はクラスでも仲の良いA、S、Kの三人と同じ班になったので、とても喜んでいた。

しかし、講習が始まり、10時間も勉強するので最後の講習の時間になると、ほとんどの人が疲れて寝ていた。

最後の講習は数学で、その数学の教師は頭が大きく、とても不細工でしかも、かなりキレやすいので、クラスのほとんどから嫌われていた。

その教師が俺達が眠っているのを見て、

「あなた達!!講習中に寝るなんて何様だぁああ!!!!」とキレてしまった。

いつもの事なので特に気にしていなかったが、その教師が急に、「グっ!!グアアアアアアアアア!!!」と頭を掻き毟りながら苦しみだした

クラスは騒然となり。「先生!大丈夫ですか!」と心配して駆け寄る生徒もいたが、「キャアアアアア」と悲鳴を上げて怯えている女子もいた。

するとその教師は「グフフフフ はあはあ グフフフフ はあはあ ギギギギキギギギギキギギギギ」と言いながら窓開けて森の中に消えてしまった。

そのことで先生達は大騒ぎになったが、もう夜の11時くらいなってしまったので俺達は寝ることになった。

深夜2時頃、俺達はずっとさっきの話をしていたが、流石に勉強で疲れたので寝ることにした。

すると部屋の外から「グフフフフ、グフフフフはあはあ」

「あなた達あなた達」

と聞こえてきた。

俺は教師が森から帰ってきたんだと思った

するとKが

「うわああああ!!あなた達!!あなた達!!あなた達!!あなた達!!あなた達!!あなた達!!あなた達!!あなた達!うわああああ!!!!」と、叫びはじめた。

俺がビビっていると次はSが

「はあはあ…………………

あなた達はホント可哀相だよぉおおお!!!」

と叫び始めた。

もう何が何だか分からない。

すると部屋のドアが開けられ、赤いオーラをまとった、顔が数十倍にもふくれ、全裸の、あの数学の教師が入ってきて

「…………………

ギィヤアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!

あなたたたたた!! あなたたたた!! あなたたたたたた!!

と頭を掻き毟りながら叫び始めた。

俺はあまりの怖さに失神した。

目が覚めると

あの教師がまだ居た。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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