短編2
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夜の森の肝試し

俺はその日、いつもの様に友人三人と遊んでいた。

夜になり、暇になってきたので、友人の一人が

「夜の森に肝試しに行こう」

と言い出した。

暇だった俺達はもちろん賛成して、皆で夜の森に行くことにした。

ただ森を散策するだけではつまらないので、近くの祠まで行くことにした。

そこは、心霊スポットでも何でもないのだが、夜の森ということもあって、異様な雰囲気が漂っていた。

道中は何ともなかったのだが、祠に近づくと、友人の一人のKが、

「…あなた達…」

と、呟いた。

え? と思ってKの方を振り返ると、

Kが突然、

「俺はあなた達なんだ!」

と言って、頭をかきむしりだした。

そして、そのまま祠の周りをぐるぐると回り出した。

「あなた達!あなた達!あなたたたたたた達!!!」

俺達は、Kがまたおかしくなった事でパニックを起こし、Kを連れて帰ろうとしたが、Kは一向に言う事を聞かない。

ふと森の方を見ると、森の奥の木の影に、またあの男が居た!!

普通の人間より数倍も大きい頭を木の影から覗かせている。

やばいと思った俺達は、Kの腕を引っ張り、無理矢理帰らせようとしたが、

「ギギギ、かわいそうだよぉあなた達は本当にかわいそうな人達だよぉぉ!!」

と喚くばかりだった。気づくと、あの男が祠の前まで来ていた。

俺達は恐怖のあまり、全力で家まで逃げ帰った。

途中振り返ると、男は追って来なかったが、Kはずっと、

「これはデスネェ、あなた達デスネェ、あなたたたた達!」

「グォォォォ、あなた達はかわいそうなあなた達デスネェ!!」

と叫んでいた。

いつの間にかKとあの男の二人で祠の周りを回っていた。

翌日、Kが心配だった俺達は、Kの家に行ってみた。

Kは前回同様、何事もなかった様に漫画を読んでいた。

やはり、祠に着いた所から記憶がないらしい。

あの男の目的は何なのだろうか?

内容が意味不明なだけに怖い…

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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